ゴキブリの幼虫は一匹だけでも注意!幼虫の特徴と駆除する方法

ゴキブリ駆除用のブラックキャップ
ゴキブリ

ゴキブリの幼虫を見たことはありますか?ゴキブリの幼虫を一匹だけでも家の中で見つけたら、近くにゴキブリの幼虫が複数いる可能性が高くなります。ゴキブリは増えてしまうと駆除が大変なので、幼虫のうちに一網打尽に駆除することが重要です。今回はゴキブリの幼虫の特徴や駆除する方法についてご紹介します。

目次

  1. ゴキブリの幼虫の種類
  2. クロゴキブリの幼虫の特徴
  3. ゴキブリの幼虫に似てる虫とは?
  4. ゴキブリの幼虫を見つけたら?
  5. ゴキブリの幼虫を駆除する方法
  6. ゴキブリの幼虫対策!増やさないコツや対処方法
  7. 最後に

ゴキブリの幼虫の種類

日本で見かけるゴキブリの種類は、クロゴキブリ・チャバネゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリです。ゴキブリの幼虫の特徴は、ゴキブリの種類によって大きさや色、生命力などがそれぞれ異なりますが、この記事では一般家庭に多く生息するクロゴキブリの幼虫について紹介していきます。

クロゴキブリの幼虫の特徴

クロゴキブリの幼虫の大きさや色

クロゴキブリの幼虫の大きさは4mm程度です。ゴキブリの卵は卵鞘といわれる鞘で覆われており、最短で15日で孵化します。産まれたばかりの幼虫は白っぽいですが、脱皮を繰り返し、茶褐色や黒褐色に変わっていきます。ちなみに、脱皮跡が見られない理由は、その殻もエサとして食べるからです。

クロゴキブリの幼虫には白い線が入っている

クロゴキブリの幼虫は茶褐色か黒褐色で、背中に白い線があるのが特徴です。脱皮を繰り返しその線はなくなっていきますが最初のうちはシマシマ模様が背中にでています。

クロゴキブリの幼虫は白い?

白いゴキブリを見たという話しがありますが、実際成虫になったゴキブリは脱皮を繰り返していく中で体が真っ白の状態になります。脱皮をし終わったすぐのタイミングでは体が白く、徐々にあの忌まわしい黒光りした姿になっていくのです。ゴキブリの幼虫に関しては、生まれたばかりは白っぽいですが、その時は暗闇や人間の目につかないところでひっそりと生息しているので我々が見ることはないでしょう。

ゴキブリの幼虫の行動範囲


クロゴキブリに限らず、ゴキブリの幼虫は基本的に行動範囲が狭く、産まれた場所(巣)から数十センチ程度です。具体的には暗くて湿気の多い水回りや冷蔵庫の裏などに密集して暮らしています。

ゴキブリの幼虫は飛ぶ?

ゴキブリの幼虫は羽が発達していないため、幼虫の間は飛ぶことができません。飛ぶことができるのは成虫になってからです。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ゴキブリって飛べる?飛ぶ条件と理由について

ゴキブリの幼虫に似てる虫とは?

実は家の中にはゴキブリの幼虫とよく似た虫がいることもあります。その虫をゴキブリの幼虫と勘違いされる方も多いのですが、逆に本当のゴキブリの幼虫が現れても気づかずに対策をされない方もいらっしゃいます。ゴキブリの幼虫を見分けるためにも、ゴキブリに似た虫の種類を確認しておきましょう。

シバンムシ

シバンムシとは体長2~3mmほどのゴマ粒ほどの大きさの害虫です。色はくすんだ赤のような褐色色をしています。家の中のどんな所でも発生し、特にお菓子など乾燥食品の近くでよく確認されます。シバンムシはよくゴキブリの幼虫と勘違いされやすいですが、シバンムシにはゴキブリの幼虫のようなシマシマ模様は無く、触覚もないのが特徴です。

トコジラミ

トコジラミとは体長5~8mmほどの大きさをしている人間の血を吸って活動をするダニの一種です。トコジラミは明るいうちはなかなか姿を表さないため、発見するのが難しいです。夜暗くなってから行動をし始めます。シバンムシ同様、ゴキブリの幼虫のようにシマシマ模様がないのが特徴です。シバンムシよりかは大きいですしトコジラミは血を吸う厄介な害虫なので見つけた場合は早急に対処が必要です

ゴキブリの幼虫を見つけたら?

ゴキブリの幼虫を見つけたら、近くにゴキブリの幼虫が生息していることが多く、同じような幼虫が出てくる可能性が高まります。また、家の中で幼虫を見つけた場合は成虫も潜んでいることがほとんどなので、早めに駆除しましょう。

幼虫の発見は大量発生のサイン?

幼虫の発見は、周囲に巣があり、既に多くの卵を産みつけられている恐れがあります。ゴキブリの卵(卵鞘)はひとつにつき約20匹近くのゴキブリが産まれます。とくに夏場は要注意、ゴキブリが活発に活動する気温が高くなる時期と、卵を産む時期(6月〜10月)が重なるので大量発生しやすくなります。

ゴキブリの幼虫一匹だけを駆除しても意味がない

ゴキブリの幼虫は密集して暮らすことをお伝えしましたが、時として一匹だけを見かける場合があります。その場合、一匹だけ駆除しても意味がなく(解決しない)、付近の水回りや家具・家電の裏など、徹底的に幼虫や卵がないか確認しましょう。ゴキブリを根絶するためには、幼虫や卵のうちから根絶やしにすることが大事です。

ゴキブリの幼虫を駆除する方法


ゴキブリの成虫は生命力が高いですが、幼虫はそれほどでもありません。また、ゴキブリの幼虫は行動範囲も狭く、飛びません。つまり、幼虫の間に駆除する方が、簡単に根絶することができるのです。ゴキブリの幼虫を駆除する方法として、おすすめは次の3つです。

ベイト剤を使ってゴキブリの幼虫を大量に駆除する

ベイト剤(毒餌)を食べたゴキブリは水分を欲して屋外へ逃れ、最後は溺死するそうです。ゴキブリの幼虫は行動範囲が狭いため、水分不足によってその場で死ぬことになります。ベイト剤を食べなかった幼虫はその死骸や糞を食べます。ベイト剤をゴキブリが好むパンや玉ねぎなどに混ぜて水回りや冷蔵庫の裏側などに設置してみましょう。

ゴキブリの幼虫が天井裏にいる場合は燻煙剤が効果的

燻煙剤は天井裏全体に蔓延するため、逃げることを知らない幼虫の駆除に向いています。越冬して生まれた幼虫を駆除するために5月初旬に1回、ゴキブリが最も活発な7月ごろに1回、越冬させないために9月にもう1回燻煙剤で駆除しましょう。

定番だけれど習性を活かしてゴキブリホイホイで駆除する

ゴキブリホイホイは定番ですが、群れるという幼虫の習性を活かせば一気に駆除ができます。幼虫が多く生息していると思われる場所にゴキブリホイホイを設置します。一匹が誘われるとほかの幼虫も一緒に移動しゴキブリホイホイに入ります。
ゴキブリホイホイへ大量に幼虫が入ったからといって死んでいるわけではありません。
放置せずビニール袋などで密閉して燃えるゴミの日に出しましょう。

ゴキブリの幼虫対策!増やさないコツや対処方法

ゴキブリの幼虫や成虫を増やさないためのコツや対処方法ついてご紹介します。

隠れる場所を減らす

ゴキブリを増やさないためには、ゴキブリが隠れやすい場所を作らないことが大切です。ゴキブリはリビングに巣を作ることもあります。例えばソファーで隠されたカーテン裏や固定されたテレビの後ろ、大きい観葉植物の鉢の中などです。床暖房やテレビのそばなど、暖かい場所では産卵もしやすいでしょう。こまめに家具を移動させて、掃除をするようにしましょう。

また、引っ越しに使用したダンボールや、通販などで届いたダンボールもゴキブリの住処となります。放置するのではなく、早々に解体してゴミに出すことをおすすめします。

こまめに掃除をする


家具の裏などは、ほこりが溜まりやすい場所です。ゴキブリの幼虫は行動範囲が狭いですが、人やペットの皮脂、そしてダニが詰まったほこりを餌として成長します。ゴキブリは生命力の高い生き物ですが、幼虫の生命力はそれほどでもありません。こまめに掃除をするだけで、幼虫の餌を減らし、増加を防ぐことができます。
もちろん、水回りはきれいに保ち、水気をきれいに拭きとって乾燥させることも大事です。

発生しやすい場所は事前に対策する

暗くて暖かく湿気が溜まりやすい場所はゴキブリが好み、卵を産みつけられやすい場所です。このようなゴキブリが発生しやすい場所には、ベイト剤(毒餌)を置いたり、ゴキブリが苦手なハーブやミントなどの臭いのするものを置いたりして日頃からゴキブリ対策をしておくと良いでしょう。

最後に

今回はゴキブリの幼虫の特徴や駆除対策についてご紹介しました。ゴキブリは増えてしまってからだと駆除が大変になるのと同時に、ゴキブリに遭遇する機会も増え、精神的なダメージも受けます。幼虫だからといって決して放置することなく早めに駆除することをお勧めします。
株式会社ミナトはゴキブリ駆除のプロです。自宅内のゴキブリを根絶やしにするだけでなく、今後侵入しないよう対策いたします。ゴキブリの駆除については、どうぞお気軽にご相談ください。

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