ネズミ捕りに効果のある餌はどれ?自分でできるネズミ捕りのやり方

ネズミ

ネズミ捕りには多くの種類があり、中でも毒餌は市販の種類も多く簡単に自分で設置できます。しかし、効果的にネズミを捕まえるためには餌の種類にもこだわらなければいけません。今回は、ネズミ捕りで効果を期待できる餌や仕掛ける場所、ネズミ捕りの種類や自作する方法など、ネズミ捕りについてまとめて紹介します。

目次

  1. ネズミ捕りに効果的な餌
  2. ネズミ捕りの毒餌を仕掛ける場所
  3. ネズミ捕りの方法は毒餌以外に何がある?
  4. 自作できるネズミ捕りはある?
  5. 最後に

ネズミ捕りに効果的な餌

ネズミ捕りと一口に言ってもその手段は様々ですが、その中の一つに毒餌を食べさせて駆除するという方法があります。置くだけの毒餌も多く市販されていますが、毒餌にネズミの好きな食べ物を混ぜる方法もおすすめです。ネズミは雑食な上に大食漢で、2~3日何も食べられなければ餓死してしまうこともあるほど。そのため、ネズミが好む食べ物をカットして割り箸で毒餌と混ぜ合わせるという方法は、ネズミ捕りに効果的です。
ネズミ捕り用の毒餌に食べ物を混ぜる場合、ネズミの種類によって好きな食べ物が異なりますので注意が必要です。まずは、家に入り込みやすいクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミに分けて効果的な餌を紹介しましょう。

クマネズミに効果のある餌

クマネズミに効果のある餌
クマネズミは屋根裏などに入り込みやすく、天井裏でドタドタと足音を立てて走っているネズミはクマネズミである場合がほとんどです。
クマネズミに効果のある餌は、お米やイモ、果物です。

ドブネズミに効果のある餌

ドブネズミに効果のある餌
ドブネズミは3種類の中で一番体が大きく、あまり高いところには登れません。その代わりに湿った場所に住み着きます。
ドブネズミに効果のある餌は、肉や魚などの動物性たんぱく質です。

ハツカネズミに効果のある餌

ハツカネズミに効果のある餌
ハツカネズミは名前を耳にしたことのある人も多いでしょう。大きさは3種類の中で一番小さく、ハムスターと同じくらい。すえた臭いが特徴で、物陰に潜んでいることの多いネズミです。
ハツカネズミに効果のある餌は、種や穀物、草や野菜などです。

ネズミ捕りの毒餌を仕掛ける場所

ネズミ捕りの毒餌は食べてもらわなければ意味がありません。しかしネズミは非常に警戒心の強い動物です。急に目の前に好物を出されると「何かあるのでは?」と警戒して食べないこともあります。そこで、毒餌を仕掛ける場所が重要なのです。
ネズミ捕り用の毒餌を設置する際、既に食害がある場合は、まず被害のあった場所の近くに毒餌を置きます。さらに、糞や黒ずみ、足跡などいわゆるラットサインのある場所にも毒餌を置きましょう。1ヶ所だけではなく、複数の場所に設置する方が効果的です。
好物の入った毒餌を設置してもネズミは警戒しますので、ネズミ捕り用の毒餌を設置したからといって、すぐにネズミが食べることは少ないです。また頻繁に場所が移動していたり、人の気配を察知したりすると警戒して近寄らなくなりますので、1週間くらいはそのままにしておきましょう。
1週間経っても食べた跡がなければ、設置場所を変えたり、毒餌に混ぜる好物の量を増やしたりなど工夫が必要です。

ネズミ捕りの方法は毒餌以外に何がある?

ネズミ捕りの方法は毒餌以外に何がある?
ネズミ捕りの方法としては、毒餌の他にもネズミホイホイなどの粘着シートやネズミ捕り器、超音波、ネズミの嫌がる臭いの噴射などがあります。その場でネズミを駆除するか、ネズミを追い出して家に入らなくするかで、ネズミ捕りの方法は変わります。
目に見える形で駆除するなら、毒餌や粘着シート、ネズミ捕り器を用意し、ネズミの死骸を自分の手で廃棄しましょう。
直接死骸を見たくないという場合は、超音波やネズミの嫌う臭いを出す忌避剤、定期的に焚く燻煙剤を使用してネズミを家から追い出す方法がおすすめです。

自作できるネズミ捕りはある?

ネズミ捕りは自作できます。ペットボトルやバケツなど、簡単に用意できるもので作ることができますので挑戦してみてもいいですね。特に手軽に作れるのはバケツを使ったネズミ捕りの罠です。

ネズミ捕りの作り方

簡単に作れるネズミ捕りの作り方は次のとおりです。ネズミ捕りを自作したいという方は、ぜひ参考にしてください。
【用意するもの】

  • ・45リットルほどの高さのあるバケツ
  • ・もみ殻(小麦ふすまでも代用可)
  • ・水
  • ・バケツに立てかけられる長さの板

【作り方】

  • ①バケツに20cm~30cmほど水を入れる
  • ②水を入れたバケツにもみ殻を入れる(水が見えなくなるまで一面に敷き詰める)
  • ③これをラットサインのある場所に設置し、ネズミがバケツの中に入れるよう板など足場になるものを立てかける

ネズミは水位の深い場所では泳げません。それを利用し、もみ殻のにおいにつられてバケツの中に入ったネズミを溺死させるというネズミ捕りの罠です。もみ殻は数時間水に浮いていますので、寝る前に設置しておくといいでしょう。
注意点としては、先に死んでいる仲間が見えると、残りのネズミは罠に近寄らなくなります。そのため、用意するバケツは外から中の様子が見えないプラスチックのバケツなどにしましょう。

自分でネズミ捕りをするときの注意点

自分でネズミ捕りをするときの注意点
ネズミは様々な病原菌を保菌しています。ネズミ捕りで駆除したネズミを処分するときは、必ずマスクとゴム手袋をしましょう。
また、ネズミにはダニやノミも多く付いています。特に毒餌を使ってネズミ捕りをするときにはネズミの死骸の周りにノミやダニが散らばっていることが考えられますので、ネズミとその周辺に殺虫剤を散布してノミやダニも駆除してください。さらに、ネズミの死骸を取り除いた後は、その場所の消毒も忘れないように注意しましょう。
ネズミの死骸は新聞紙でしっかりと包んだ上で袋に入れ、外気に触れないようにして捨てます。ネズミホイホイなどの粘着シートで駆除した場合は、シートごと新聞紙で包んで処分しましょう。
ネズミを処分するときの区分は、一般的には可燃ごみです。ただし、別の区分で処理する自治体もあります。不安な場合は保健所などに問い合わせて処理の方法や手順を確認すると安心でしょう。

最後に

ネズミ捕りは市販の毒餌にひと手間加えたり、自作のトラップを作ったりと自分でも行えます。しかしネズミの死骸の取扱いには注意することも多く、様々な病気の引き金になってしまう危険もあります。中にはまだ治療法がない病気を引き起こすウイルスを持っていることもありますので、慎重に対処するようにしましょう。
自分でネズミの死骸を処理するのが不安な場合は、専門の業者に依頼するほうが得策です。株式会社ミナトでは経験豊富なスタッフがネズミの駆除から侵入経路の遮断まで、丁寧に作業を行います。ネズミの駆除でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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