シロアリの女王アリがすごい!女王アリの生態や寿命、捕まえ方も

シロアリ

シロアリの女王アリは最大40mmほどの大きさで、1日に数十個から数百個の卵を産み、10年以上もの長い寿命を持つと言われています。つまり、シロアリの女王アリは驚くべき繁殖力と生命力を持っているため、シロアリ駆除に女王アリの駆除は欠かせないのです。今回はシロアリ駆除の鍵となる女王アリの生態や寿命、捕まえ方や注意点についてご紹介します。

目次

  1. シロアリの女王アリとは
  2. シロアリの女王アリの生態
  3. シロアリ女王の最期は悲しい?女王アリの特徴
  4. シロアリの女王アリの捕まえ方
  5. 女王アリを捕獲しただけではシロアリを駆除はできない
  6. シロアリ駆除はプロの業者に

シロアリの女王アリとは

王冠
女王アリが生まれるパターンは2つ考えられます。1つ目は、女王アリの遺伝子を濃く引き継いだ特別な子孫であること。もう1つは、もともと生殖機能をもつシロアリがペアになり、新たなつがいとなってコロニーを作る場合です。コロニ(colony)とは、植民地や生物の集団のことを指します。ペアとなった雄と雌のシロアリが、シロアリの王と女王になります。

1日に数十個から数百個の卵を産む女王アリですが、特別な遺伝子を引き継いだ羽アリが産まれる確率はそう高くありません。ですが、1つのコロニーに存在するシロアリの女王は、その数こそ少ないものの1匹ではないということです。女王アリを1匹駆除したからといって安心せず、すべてのシロアリを完全に駆除しましょう。

シロアリの女王アリの生態

シロアリの女王アリは、コロニーを形成するとそこから出ることはなくなります。その代わりに女王アリから生まれる9割のシロアリが働きアリ(職アリ)として餌を確保するため巣の外に出て、一部の兵隊アリが巣を守ります。

そして、羽アリは新しい家族を作り繁殖するために飛び立ちます。家屋や庭の木材を食べ荒らすのは働きアリの仕業なのです。このように女王アリから生まれたシロアリにはそれそれ役割が割り振られているのです。

シロアリ女王の最期は悲しい?女王アリの特徴

シロアリの女王アリには、次のような特徴があります。

  • 女王アリは分身が存在する
  • 女王アリの大きさは最大40mm
  • 女王アリは動けない
  • 女王アリの寿命は10年~30年
  • 女王アリは1日に数十個から数百個の卵を産む
  • 女王アリの最期は消滅

コロニー内に女王アリは一匹ではなく、分身が数匹存在します(副女王)。女王アリは生殖器が発達するため体が大きくなり、自ら動けないほどの体型になります。なかなか見る機会はありませんが、形としては顔の後ろにイモムシがついているイメージです。

シロアリの女王アリは1日に数十個から数百個の卵を産み続ける生活を10年以上続けます。長生きする女王アリは30年も生きます。1つのコロニーに複数の女王アリが存在し、産卵を繰り返すのですから、シロアリの繁殖能力は相当高いことがわかります。

シロアリの女王アリは、その役割を果たせなくなると、子供たちの餌になり消滅します。それが女王アリの最期なのです。

シロアリの女王アリの捕まえ方

土を掘り起こす
シロアリ駆除ではなく、例えばシロアリの生態を自由研究の材料にするなどの理由から、シロアリの女王アリを捕獲したいと考えている方は、次の方法をお試しください。

女王アリの捕まえ方①巣ごと掘り起こす

シャベルなどを使って、地中に埋まっているシロアリの巣ごと掘り起こします。女王アリは見た目ですぐにわかりますよ。倒木や庭の枕木などにもシロアリは巣を作っているので、探してみてください。

女王アリの捕まえ方②飛び立った羽アリを捕獲

繁殖期に飛び立った羽アリのなかで羽を落としたシロアリを捕獲します。ヤマトシロアリは4月から5月、イエシロアリは6月から7月に飛来します。

女王アリの捕まえ方③捕獲後の注意点

シロアリの女王アリを捕獲して研究するのはよいですが、その後に放置すると自宅がシロアリの被害にあったりご近所トラブルを招いてしまう可能性があります。

お子様の自由研究の材料としてシロアリを観察する場合は、捕獲したシロアリが逃げ出さないよう保護者の方がよく管理してください。研究が終わったら放置せず責任を持って処分しましょう。

女王アリを捕獲しただけではシロアリを駆除はできない

シロアリ駆除の目的で女王アリを捕獲する場合は、女王アリだけを狙うのではなく巣ごと根絶させなくてはなりません。

上述のとおり、女王アリには分身が存在するため、コロニーに女王アリがいなくなったことがわかれば、また新たな女王アリが誕生します。

シロアリのコロニー根絶の鍵となるのは女王ではなく王

シロアリというと、女王アリが注目されがちですが、女王アリには替えがいるため、女王アリ一匹を駆除してもコロニーは根絶できません。コロニー内には女王アリとつがいの王アリがいますが、王アリは一匹です。

つまり、そのコロニーの終わりを決めるのは王アリということになります。王アリがどれかは素人では見分けがつかないため、やはり、シロアリを駆除する際は、シロアリの巣ごと駆除する方がよいでしょう。

シロアリ駆除はプロの業者に

シロアリの駆除は女王アリを駆除して終わりではありません。シロアリを根絶させるために薬剤を使用したり、死んだシロアリを全て取り除くなどの手間を考えると、結局プロに依頼したほうが楽でよかったとおっしゃるお客様は多いです。

また、シロアリの生息地は多岐にわたるため、一部のシロアリが発見した場所のみ駆除を行っても被害が止まらないこともあります。ましては普段目にする機会が少ない、床下や庭など場所に、生息してるため、それを素人の方がすべて探し出すのは難しいでしょう。

株式会社ミナトは豊富な知識と経験を持ったスタッフがお客様の立場になってシロアリ駆除をいたします。査定・見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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