ネズミとハムスターの違いってなに?それぞれの種類や特徴について

ネズミとハムスターの違いってご存じですか?ただ大きさが違うだけ?どちらも同じでペットとして飼う事ができるかどうか、ペットショップで販売しているかどうか、それぐらいの違いだと思っていませんか?実はネズミとハムスターは違う動物です。今回はネズミとハムスターの違いをお伝えしていきます。
目次
ネズミもハムスターも同じげっ歯目
ネズミは3種類、ハムスターは22種類
実はネズミもハムスターも同じげっ歯目科に分類されます。そのあとネズミは『げっ歯目ネズミ亜目ネズミ科ネズミ亜科』に分類されます。対してハムスターは『げっ歯目ネズミ亜目ネズミ科キヌゲネズミ亜科』に分類されています。ネズミが属するネズミ亜科はドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類のみです。一方ハムスターが属するキヌゲネズミ亜科は更にハムスターの種類ごとに分類され、全部で22種類います。ではネズミとハムスターの全種類をご紹介します。
ネズミの種類
①ドブネズミ
特徴的な名前のドブネズミですが、ドブネズミは野生に生きる雑種そのもので、攻撃的な性格で我々の人間社会には馴染まず、体が大きくて見た目も不気味なため特に嫌われています。雑食なため水陸どちらでも生きていくことができるのも特徴です。小さな動植物は捕食されてしまうほど食欲旺盛で、ハムスターも食べられてしまいます。テレビやメディアでも病気を媒介する事が広く知れ渡っているため、ドブネズミを自宅などで見かけたときは大変危険です。ラットと言われる実験用のネズミがいますが、ラットはこのドブネズミを実験用に改良したものです。改良したことでラットは人間に懐きやすく飼育することが可能になりました。
②クマネズミ
ドブネズミぐらいに有名なのがクマネズミです。ドブネズミに見た目は似ていますが、最大500gほどの大きさになるドブネズミに比べて、クマネズミは大きなものでも200gほどです。ドブネズミとクマネズミの違いとしては個体の大きさもありますが、尻尾が体の長さと同じかそれ以上なのがクマネズミの特徴です。また、クマネズミは高いところを好むため屋根裏や天井裏などに潜んでいることが多いです。比べてドブネズミはジメジメした場所を好むので地下や鬱蒼とした場所にいます。
③ハツカネズミ
一般的な民家や人が住んでる場所に現れることが多いのがこのハツカネズミです。ドブネズミやクマネズミも家に出ることもありますが、基本的には飲食店や繁華街などで繁殖し大量発生します。ハツカネズミは、ドブネズミやクマネズミと違って大きいものでも体長10cmで重さが20gと、重さでいえば10分の1ほど違います。ハツカネズミはペットとしても販売されていて、色が白黒のパンダマウスとして人気がある種類となっています。
ハムスターの種類
①ゴールデンハムスター属
・ゴールデンハムスター
・ブランとハムスター
・ラッデハムスター
・ニュートンハムスター
②ヒメキヌゲネズミ属
・ジャンガリアンハムスター
・ロボロフスキーハムスター
・キャンベルハムスター
③カンガルーハムスター属
・カンガルーハムスター
・ヒゲカンガルーハムスター
④クロハラハムスター属
・ヨーロッパハムスター
⑤モンゴルキヌゲネズミ属
・チャイニーズハムスター
・バラブキヌゲネズミ
・オナガキヌゲネズミ
・チベットキヌゲネズミ
・タカネキヌゲネズミ
・タビキヌゲネズミ
・クモリキヌゲネズミ
・バイカルキヌゲネズミ
⑥アルタイキヌゲネズミ属
・アルタイキヌゲネズミ
・エーフェルスマンキヌゲネズミ
⑦カンシュクハムスター属
・カンシュクキヌゲネズミ
⑧カンシュクハムスター属
・カンシュクキヌゲネズミ
⑨キヌゲネズミ属
トリトンハムスター
人気のハムスターとは?
22種目もあるハムスターの中でも特に人気なのはゴールデンハムスターです。人懐っこく穏やかな性格で飼育する事も難しくなく、ペット初心者でも飼いやすいです。またカラーバリエーションが豊富な点も人気な理由です。ゴールデンハムスターに次いで人気なのがジャンガリアンハムスターです。ハムスターと言えばジャンガリアンハムスターを思い浮かべる人も多いと思います。ジャンガリアンハムスターの特徴として他のハムスターよりも小さいため小柄で人気です。また、こちらもゴールデンハムスター同様カラーが豊富な点も人気の秘訣です。その次に人気なのがロボロフスキーハムスターです。小さく丸いフォルムが特徴的でちょっと臆病な性格です。丸く小さな見た目が一瞬で虜になってしまいます。
1位ゴールデンハムスター
2位ジャンガリアンハムスター
3位ロボロフスキーハムスター
具体的なネズミとハムスターの違い
ほっぺたの違い
ハムスターにはエサを貯めるための頬袋がありますがネズミにはありません。なぜ頬袋があるかというとハムスターは頬にエサを貯めて巣穴で吐き出して貯蔵をするという野生としての習性があるからです。またハムスターは自分の糞を食べることがあります。この行動は一度で消化できなかった分をもう一度摂取するためといわれており、異常な行動ではありませんのでペットのハムスターがそのような行動をしてもご安心ください。
顔の大きさの違い
ハムスターは顔が丸っこく愛くるしい顔が特徴的ですが、ネズミは細長い顔で見た目的にも違いがあります、またネズミの色は黒やグレーが一般的ですがハムスターは茶色や白、白黒や黒グレーなどカラフルな種類が多いです。
基本的には一緒
ドブネズミやクマネズミといった大きな個体の種類とハムスターは大きさが決定的に違いますが、ハツカネズミのようなハムスターと同じくらいの大きさの個体では特に大きな違いはありません。
ハムスターの名前の由来
ハムスターはドイツ語が語源になっており、「強欲で大食い」と言う意味合いのhamustraであると言う説や、「買い溜めをする」という意味のhamstern(ハムスターン)であるとも言われています。どちらの説にしてもよく食べるという習性が広く知れ渡っています。
最後に
今回はネズミとハムスターの種類や違いについてお伝えしました。ペットショップでも人気のあるハムスターに比べてネズミは害獣としてとても忌み嫌われています。また、ネズミは様々な病原菌や感染症の原因となる菌を持っているので自宅に現れた場合は駆除対策をしなければ大変危険です。ネズミが現れた場合の対策はミナトにお任せください。
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