蜂駆除には防護服が必要!レンタル・自作・ホームセンターの防護服など、様々な防護服をご紹介
蜂や蜂の巣を見つけると一刻も早く何とかしたいと思ってしまうものですが、素手や薄着のままで蜂の駆除作業をするのは大変危険です。蜂駆除に防護服は必要不可欠と言えるでしょう。今回は蜂駆除の必需品である防護服について、レンタル可能な防護服や、ホームセンターで買える防護服、防護服を自作する方法などについてご紹介します。
蜂駆除に防護服って必要?
蜂駆除に防護服は必要です。たしかにスズメバチ以外の蜂はこちらが刺激を与えない限り攻撃してくることはありません。また、蜂が巣を作りかけている時期、ごく少数しか飛び回っていない段階においてはそれほど危険がないように思います。
しかし、小さな蜂でも侮ってはいけません。蜂が飛び回るなかでの作業は判断力を鈍らせ、蜂には刺されなくても、落下事故などによる予期せぬ怪我を招く恐れもあり、危険だからです。また蜂駆除の途中に刺されてしまい、アナフィラキシーショックを起こした場合は命を落とす危険性もあります。
蜂駆除の際は防護服を着用し、万全の態勢を整えてから作業するようにしましょう。
アナフィラキシーショックを起こしたらこんなふうになる
蜂に刺されてアナフィラキシーショックを起こすと次のような症状が起こります。
- 全身のかゆみ
- 全身のしびれ
- 全身のじんましん
- 耳鳴り
- めまい
- しめつけ
- 吐き気
- 息切れ
- 呼吸困難
症状には個人差はありますが、不安感や耳鳴りが起こるなど、普段と違う症状を感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。全身のしびれや呼吸困難を起こした場合は救急車を呼び処置してもらわなくてはなりません。アナフィラキシーショックを放置すると取り返しがつかない事態になることもあるため、自分は大丈夫だろうとは思わず、蜂に刺されたらすぐに医療機関で診てもらうようにしましょう。
蜂駆除用の防護服はレンタルできる?
蜂駆除用の防護服は自治体でレンタルできる場合があります。ただ、申請しても時期によっては順番待ちになる場合がありますので、早めに予約するようにしましょう。
蜂駆除用の防護服は自作もできる?
蜂の数がそれほど多くない時期に蜂駆除をする際は、自作の防護服でも駆除できる場合があります。自作の防護服は、厚手で白系の洋服、必ず長袖長ズボンを選びましょう。軍手と帽子の着用も必須です。蜂は黒いものや濃い色のものに向かって攻撃するという習性があります。自作の防護服で蜂を駆除する場合は、出来るだけ白い服、薄い色の洋服を着用しましょう。
蜂駆除用の自作防護服!作り方
【用意するもの】
- 中綿入りの防寒着上下(スキーウエアなど)
- レインコート
- ゴム手袋(薄手)
- ゴム手袋(厚手・スキー用など厚めの手袋があればなおよい)
- フェイスタオル
- 長靴
- 帽子(厚手)
- 防虫ネットの代用になるもの(目の細かいレースカーテンなど)
- ガムテープ
【自作防護服の作り方】
蜂に刺された際に針が皮膚に到達しないよう、中綿入りの防寒着を着用します。中綿入り防寒着の上にさらにレインコートを着ます。どちらもできるだけ白っぽいものが望ましいです。
ゴム手袋は薄手と厚手を二重に着用しましょう。フェイスタオルを首に巻いてガード、レインコートの帽子をかぶってその上に防虫ネットの代わりになるものをかぶり、さらに帽子をかぶってガードします。
長靴を着用し、隙間はすべてガムテープで留めます。ガムテープが自宅にない場合は隙間をひもで留めて隙間から蜂が入ってこないようにしましょう。
長靴も帽子も、色はできるだけ刺激を与えない白を選ぶことをおすすめします。
蜂用防護服の色だけでなく香りにも注意
蜂は色だけでなく匂いによる刺激も受けます。自作防護服が洗剤や柔軟剤の香りが強かったり帽子に整髪料の香りが移ったりしていると攻撃を受ける可能性があるので、香りの強いものは避けるようにしましょう。
急いで蜂を駆除する必要がない場合は、自作の防護服よりも、蜂駆除用のウェア(フェイスネット付き)をネット通販などで購入した方が安全に作業ができます。
スズメバチに防護服は意味がない?
スズメバチに攻撃されたら防護服なんて意味がないというSNS投稿を見かけますが、針が皮膚に到達しないよう工夫された防護服ならたとえ攻撃を受けても刺されることはありません。ただし、小さな巣で少数の蜂であっても、蜂の巣の場所が高所であったり、少しでも危険だと感じた場合は無理をせず、蜂駆除の専門業者に駆除を依頼しましょう。
ホームセンターの防護服ってどう?安い防護服もある?
なかには蜂駆除用の防護服が手に入るホームセンターもあります。ただし蜂駆除用の防護服は思っているより高額です。蜂駆除防護服よりも安い値段で販売されているのが、草刈り用の防護服。草刈り用の防護服は数千円で販売されているため、安い方を選びたくなっていますが、蜂駆除にはあまり意味がありません。
蜂駆除用の防護服をホームセンターで購入するときは、隙間が無く刺されても針が皮膚に到達しないなど、蜂駆除用にしっかりと設計された防護服を選ぶようにしてください。
蜂駆除は専門業者に依頼するのがおすすめ
蜂駆除用の防護服について解説してきました。蜂駆除用の防護服は自治体でレンタル可能な場合もありますし、自作することもできます。ですが、蜂が飛び回るあの耳障りな音を聞きながらの駆除作業はプロでも恐怖を感じるものです。素人の方が自分で駆除するのはおすすめできません。かといって放置するのも危険です。家族の安全や地域の安全を守るためにも、蜂駆除は株式会社ミナトにお任せください。経験豊富なスタッフが丁寧かつ迅速に蜂を駆除いたします。