【要注意】空き家にハチの巣ができる理由とは?確認方法と安全な対処法を解説
「えっ!?実家にハチの巣ができている…」 Tさん(52歳・男性)は、相続した実家の様子を確認するため久しぶりに訪れました。 庭の雑草が伸びていたため草刈りをしようとしたところ、軒下に見慣れない丸いものを発見。 よく見ると、それはハチの巣でした。 「いつの間にこんなところに…」 誰も住んでいない家だから大丈夫だろうと思っていたTさんでしたが、近所の方から「最近ハチをよく見かける」と声を掛けられ、不安になったそうです。 実は、空き家はハチが巣を作りやすい環境のひとつです。 特に8月は梅雨が明けてアシナガバチの活動がもっとも盛んになる季節であり、空き家での被害が一気に表面化しやすくなります。 気付かないうちに巣が大きくなり、管理や点検が難しくなるケースも少なくありません。 あなたも空き家の管理でお困りではありませんか? 今回は、空き家にハチの巣ができる理由や確認方法、安全な対処法についてわかりやすくご紹介します。
目次
なぜ空き家にハチの巣ができるの?

空き家は、人の出入りが少なく静かなため、ハチにとって巣作りしやすい環境だといわれています。
ハチは種類によって活動のピークや特徴が異なります。
- ミツバチ(4月頃がピーク): 春先に活動が活発になります。空き家の屋根裏などに巣を作られると、意外にも蜂蜜を垂れ流して家を汚してしまうため、実は一番厄介なハチでもあります。
- アシナガバチ(8月がピーク): 梅雨明けのこの時期に一気に活動が本格化し、巣も急成長します。
- スズメバチ(9月がピーク): これから秋にかけて最も攻撃性が高まるため、事前の注意が必要です。
空き家がハチに選ばれやすい主な理由は次の3つです。
① 人の出入りが少ない
ハチは頻繁に人が行き来する場所を避ける傾向があります。空き家は人の気配が少ないため、安心して巣作りができる環境になりやすいのです。
一方、8月にピークを迎えるアシナガバチは、比較的人の生活圏に近い場所にも営巣しやすいという違いがあります。
② 雨風をしのげる場所が多い
軒下やベランダ、換気口の周辺などは、雨や風の影響を受けにくく、ハチが好む場所です。ハチの種類によって巣の形にも特徴があります。
- アシナガバチ: 穴がたくさん見える「シャワーヘッド型」
- スズメバチ: 初期は「フラスコ型」、大きくなると「丸型(球体)」
- ミツバチ: 何枚もの大きな「板状」
戸袋や換気口の内部に営巣されるケースもあり、外から見えないため発見が遅れやすい点にも注意が必要です。
空き家では誰も戸袋の開閉や換気口の点検を行わないため、気付いたときには巣がかなり大きくなっていることもあります。
③ 庭木や雑草が伸びやすい
管理されていない庭は植物が生い茂りやすく、ハチが身を隠しやすい環境になります。
そのため、庭木の枝の間や植え込みの中に巣が作られることもあります。空き家の管理では、建物だけでなく敷地内の状況も定期的に確認することが大切です。
スズメバチが巣を作りやすい場所とは?巣の特徴や見分け方について
ハチの巣がないか確認するポイントは?

空き家を点検する際は、ハチが巣を作りやすい場所を重点的に確認しましょう。
① チェックしたい場所
- 軒下
- ベランダの屋根部分
- 換気口の周辺
- 戸袋の内部
- 物置や倉庫
- 庭木や植え込みの中
- エアコン室外機の周辺
- 屋根裏や壁の中(外壁の小さな隙間、天井の異音、壁のシミなどが手がかりになります)
これらは、ハチが巣を作るケースが比較的多い場所です。
② こんなサインにも注意
- 同じ場所をハチが何度も出入りしている(特に気温が上がる日中の時間帯は出入りが活発になりやすい)
- 複数のハチが周辺を飛んでいる
- 羽音が頻繁に聞こえる(天井裏からの羽音や異音も要チェック)
- 巣のようなもの(シャワーヘッド型や丸型、板状の塊)が見える
ただし、巣らしきものを見つけても近づきすぎないようにしましょう。
ハチの種類によっては、巣を守るために警戒行動を取ることがあります。まずは安全な距離から状況を確認することが大切です。
ハチの巣を見つけたときの対処法とは?

もし空き家でハチの巣を見つけた場合は、慌てて駆除しようとせず、まず安全を確保しましょう。
小さな巣であっても、ハチの種類や巣の場所によっては危険を伴うことがあります。
特に次のようなケースでは注意が必要です。
- スズメバチの巣と思われる(丸型やフラスコ型の巣)
- 高所に巣がある
- 複数のハチが出入りしている
- 巣の直径が15cmを超えるなど、目に見えて大きい
- 屋根裏や壁の中に巣がある可能性がある(ミツバチによる蜜汚れの危険もあります)
ハチは巣を守るために警戒行動を取ることがあり、駆除作業中に刺される事例もあります。
無理な作業は避け、安全を優先することが大切です。
また、空き家の場合は見えている巣以外にも営巣している可能性があります。
特に相続した実家などは、今後解体業者や不動産業者、内見に訪れる買主・借主が敷地内に立ち入る機会も増えます。
所有者が気付かないまま巣を放置すると、こうした第三者が刺されるトラブルや、近隣の庭・道路にハチが飛来して苦情に発展するケースも考えられます。
そのため、状況によっては専門業者へ相談することも有効な選択肢です。
専門業者であれば、巣の除去だけでなく、再び巣を作られにくくするための点検や対策についても相談できます。
まとめ
空き家は人の出入りが少なく、雨風をしのげる場所が多いため、ハチが巣を作りやすい環境になりがちです。
特に8月はアシナガバチの活動がピークを迎えており、さらにこれから9月にかけては最も危険なスズメバチの季節へと移り変わっていきます。そのため、この時期の定期的な見回りや点検は非常に重要です。
目安として、年に2回(初夏と初秋)程度の点検を行うと、巣の早期発見につながります。軒下や換気口、屋根裏、庭木の周辺などを確認し、ハチの出入りや巣らしきものがないかチェックしてみましょう。
もしハチの巣を見つけた場合は、無理に近づいたり自分で駆除しようとしたりせず、安全を最優先にして対応することが重要です。
㈱ミナトでは、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなど各種ハチの駆除に対応しております。
空き家のハチ被害でお困りの際は、お気軽にご相談ください。現地の状況を確認し、適切な方法をご提案いたします。