犬のノミ対策!愛犬の健康を守るための効果的な対策とケア方法

犬の体毛チェック
ダニ・ノミ

愛犬の健康を守るためには、さまざまなケアが必要です。その中でも特に重要なのがノミ対策です。ノミは犬の健康に多大な影響を及ぼす可能性がある厄介な寄生虫です。たとえ犬を室内で飼っていても、散歩や室内環境の変化によりノミが寄生する可能性があります。今回は愛犬の健康を守るためのノミ対策とケア方法について解説します。

目次

  1. 犬に寄生するノミの種類
  2. ノミが犬に寄生するタイミングと理由
  3. ノミが寄生した時の犬の症状
  4. ノミの対策とケア方法
  5. まとめ

犬に寄生するノミの種類

現在、日本には約80種類のノミが生息していますが、その中でも犬に寄生するノミ、通称「イヌノミ」と呼ばれます。ノミの中でも主要なヒトノミや猫ノミとは異なり、イヌノミは犬に寄生し影響を及ぼします。

かつては人間に寄生するヒトノミが主要な種類のノミでしたが、現在国内ではほとんど見かけなくなっています。一方、イヌノミは日本国内でも一部地域で見受けられますが、近年ではその数が減少しています。そのため現在の被害の大部分はネコノミによるものとされています。しかしイヌノミによる寄生は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

ノミが犬に寄生するタイミングと理由

散歩中の犬
犬を室内で飼う場合、ノミは寄生しないのでは?っとお考えになる方もおられますが、実はそうではありません。ノミが犬に寄生する主な理由とタイミングは以下の通りです。

散歩中に野外で寄生

散歩中、犬はさまざまな場面でノミに寄生される可能性があります。犬が突然草むらや茂みに入り込むことでノミが寄生する機会が増えます。また、他の犬とコミュニケーションを取る最中にもノミの感染リスクが存在します。

予防薬とケアの怠り

ノミ対策として予防薬を使用していない場合、ノミは寄生しやすくなります。ヘットショップや動物病院などで販売されている予防薬を使用し、定期的にケアすることが重要です。また、ブラッシングやシャンプーも欠かさず行い、愛犬の体毛を清潔に保ちましょう。早期にノミを発見できれば被害を最小限に抑えることができます。

室内の掃除が不十分

室内の清潔さもノミ対策に大きな影響を与えます。室内が清潔でない場合、人間のフケや皮脂、ゴミ、ホコリがたまりノミがこれらを餌として繁殖しやすくなります。特にカーペット、ソファ、寝具などは重点的に掃除し、湿度管理にも注意しましょう。ノミは湿度の高い環境を好むため、定期的な換気が効果的です。

ノミが寄生した時の犬の症状

犬がかゆがっている
犬にノミが寄生すると、以下のような症状や行動が見られることがあります。

過度なかゆみと掻きむしり

ノミに刺された犬は、かゆみを感じて体中を過度に掻くことがあります。特に頭部、首、背中、尾の周りなど、ノミの寄生箇所にかゆみを感じやすい部位での掻きむしったり、かみついたりすることがあります。この行動はノミの刺傷や唾液に対するアレルギー反応から起こります。

体をこすりつける

犬が床や壁に体をこすりつける行動は、かゆみを和らげようとする試みの一環です。この行動によってノミを取ろうとすることがありますが、この行動は効果的ではなく、かえって皮膚を傷つける可能性があるため、適切な処置が必要です。

赤い斑点や皮膚の変化

ノミによる寄生により、犬の皮膚に赤い斑点や発疹、かゆみによる掻き傷などの変化が現れることがあります。皮膚の炎症や赤み、腫れなどが見られる場合は、ノミによる影響が考えられます。

自傷行為

犬はかゆみや不快感を和らげるため、自分の体を噛んだりなめたりすることがあります。ノミによる刺傷や刺し跡をなめることで、さらなる皮膚の刺激や感染を引き起こすことがあるため、この行動には注意が必要です。

脱毛と毛の薄化

ノミによる寄生が長引くと犬の被毛が薄くなり、脱毛が進むことがあります。また、ノミの刺傷やかゆみにより毛が抜けたり被毛が健康な状態を保てなくなることがあります。

これら上記の症状が愛犬に見られる場合は、早急に獣医師に相談し、ノミに対する適切な治療と対策を行いましょう。

ノミの対策とケア方法

犬の体毛チェック
犬にとってノミはとてもやっかいな虫で、場合によっては病気をも引き起こす原因となります。ノミの対策やケア方法にはいくつかの方法がありますのでご紹介します。

予防薬の使用

ノミ対策には予防薬の使用が効果的です。市販の予防薬もありますが、獣医師から処方される薬が最も効果的とされています。処方薬は愛犬の体重や年齢に合わせて処方されます。また、大半の場合はノミの寄生を防ぐために定期的に投与する必要があるため、投与のスケジュールを忘れないように心掛けましょう。

ノミが発生しない環境作り

ノミを発生させないためには室内環境の見直しが重要です。家庭内にはノミのエサとなる人間のフケや皮脂、ゴミ、ホコリが溜まることがあります。こうした要因を排除し、ノミが繁殖しにくい環境を作るために、掃除機を使ってしっかりと掃除しましょう。特にカーペット、ソファ、寝具などの繊維製品はノミが繁殖しやすいので、こまめな洗濯と天日干しを行いましょう。

ノミに刺されない方法とは?自分でできる対策やノミ駆除する方法

体毛のお手入れ

定期的なブラッシングやシャンプーを通じて日頃から愛犬の体毛をチェックしましょう。ブラッシングやシャンプーの際にはノミやノミの糞などが体毛についていないかを確認し、早期に発見できるよう心掛けましょう。そうした体毛のお手入れやケアはノミの早期発見につながり、対策の効果を高めます。

まとめ

今回は犬のノミ対策やケア方法について解説しました。ノミは犬の健康に多大な影響を及ぼす可能性がある厄介な寄生虫です。たとえ犬を室内で飼っていても、散歩や室内環境の変化により、ノミが寄生する可能性があります。大切な愛犬をノミから守るため、定期的な掃除と繊維製品の洗濯・天日干しを行い、ノミの発生を減少させましょう。また、予防薬の活用や定期的に愛犬の健康状態をチェックを行い、異常があれば早めに獣医師に相談し、治療を受けましょう。

ミナトのダニ・ノミ・トコジラミ駆除では豊富な知識と技術をもった害虫駆除のプロが現場を徹底調査し、被害状況やダニ・ノミ・トコジラミの種類からもっとも効果が高い方法で施工を行なっていきます。ダニ・ノミ・トコジラミ駆除・対策予防は是非ミナトにご相談ください。

ダニ・ノミ・トコジラミ駆除サービスはこちら

関連記事 こちらも記事もおすすめ