なぜ?乾燥しやすい冬にダニが大量発生してしまう原因

ダニ・ノミ

乾燥しがちな季節ですが、暖かい室内で加湿器を使用するご家庭では、ダニが大好きな高温多湿という条件が整ってしまうことがあります。また、寒い季節は窓や壁に結露が発生しやすく、拭き取らずに放置してしまうとカビやダニが発生する原因にもなります。今回は、室内にできる「結露」「ダニ」「カビ」の関係、そして室内に結露ができる理由についてお話します。

目次

  1. 「結露」と「ダニ」と「カビ」の関係
  2. 住宅に発生する「表面結露」と「内部結露」とは?
  3. 結露を防ぐためのポイント
  4. 最後に

「結露」と「ダニ」と「カビ」の関係

カビはいくら湿度が高くても、空気中の水分を直接取り込むことができません。
そのため、室内の空気が冷やされて水滴になった時=結露になった時に、初めて水分を取り込むことができます。
結露している場所にカビが生えやすいのはこのためです。
さらに、カビはビニールクロスや塗料などの建材も栄養源とするため、結露した壁はカビにとって水分も栄養も揃った快適な場所になります。
そしてカビが生えた場所には、もれなくカビを食べるダニが集まってきます。
そのまま放置しておくと、カビを食べるダニをエサとする別の種類のダニが集まってきて、どんどん増殖していきます。
このように、室内に出来る「結露」と「カビ」と「ダニ」は密接に関係しています。
結露に気付いた時に水分を拭き取ればカビとダニの発生は防げますが、家具の裏側やクローゼットの奥など結露に気付くことが難しい場所は、どうしてもカビやダニが発生しやすくなるため注意が必要です。

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住宅に発生する「表面結露」と「内部結露」とは?

窓ガラスの結露

住宅に発生する結露には、「表面結露」と「内部結露」の2種類があります。
表面結露は文字通り、室内の壁や天井、窓ガラスなどの表面にできる結露のことで、水分を含んだ室内の暖かい空気が、温度の低い窓や壁に触れることで発生します。
ほとんどの住宅では、窓ガラスが曇ったり水滴が付く程度で済みますが、断熱が十分出来ていない住宅では、壁の表面でも結露が発生することがあります。
表面結露が窓や壁の表面に発生するのに対して、内部結露は壁の内側や天井裏、床下など、目に見えない場所に発生する結露を指します。
内部結露は、水分を含んだ室内の暖かい空気が、壁の内側や天井裏、床下などの寒い場所に流入した際に、暖かい空気が急激に冷やされることで発生します。
目に付かない場所で発生した内部結露を放置すると、断熱材などの建材にカビが発生し、そこにダニが集まってきて増殖してしまうこともあります。

結露を防ぐためのポイント

結露は、空気の急激な温度変化によって発生します。
つまり、建物内の空気の温度を均一にできれば、表面結露も内部結露も発生しにくくなるという訳です。
ここでポイントになるのが、「空気の性質」と「住宅の断熱材」です。
空気は、温度の高い方から低い方へと流れる性質があるため、夏は外の暑い空気が涼しい室内へ、冬は煖房で温められた暖かい空気が寒い外へと流れやすくなります。
通常、この空気の移動は壁や床下、天井などを通して行われ、移動した際の急激な温度変化によって結露が発生します。
そこで大事になってくるのが、住宅のいたるところに敷き詰められている「断熱材」です。
断熱材には、住宅内外の空気の流動を緩やかにする役割があり、きちんと設置すれば急激な温度変化による結露の発生を抑えることができます。

最後に

家の模型
ダニ・カビ・結露の対策で大切な断熱材。
耐用年数はだいたい30~40年と言われていますが、もし建設時に正しく施工されていなかった場合は、断熱材そのものにカビやダニが発生してしまい、耐用年数よりも短い期間で使い物にならなくなっている可能性もあります。
その他にも、過去にネズミやイタチ、ハクビシンなどの害獣被害に遭ったことがある住宅では、害獣によって断熱材がボロボロにされている可能性も。
もし、きちんと対策をしてもカビやダニの発生を繰り返すようであれば、一度専門の業者に依頼して屋根裏や床下などに原因がないか徹底的に調べてもらいましょう。

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