危険度MAX!攻撃性が高いスズメバチの種類と恐ろしい毒性
毎年、夏から秋にかけて繰り返されるスズメバチ被害。最近では山間部だけではなく都市部などでも被害が多くなってきています。特に、オオスズメバチやキイロスズメバチなど、危険性や毒性が高いスズメバチには要注意です!今回は、そんなスズメバチの攻撃性と恐ろしい毒性について解説します。
目次
攻撃性の高いスズメバチの種類と特徴
日本には約5,000種のハチが生息しており、その中で巣を守るため攻撃的になり、刺してくるハチが存在します。この攻撃的なハチの中には、アシナガバチ類、ミツバチ、スズメバチなどが含まれますが、この記事では特に攻撃性が高いスズメバチ属の8種に焦点を当て、その特徴について紹介します。
①オオスズメバチ
- 体長 45mm
- 巣からの警戒力 10m
- 刺激への反応 最大
- 追跡力 30m
- 毒量 最大
- 攻撃行動 カチカチ警告音 いきなり刺してくることもある
オオスズメバチはスズメバチの中で最も大きく、非常に強力な毒を持つことで知られています。刺されると、重篤な症状を引き起こす可能性があります。
②キイロスズメバチ
- 体長 27mm
- 巣からの警戒力 10m
- 刺激への反応 最大
- 追跡力 30m
- 毒量 大
- 攻撃行動 すぐに攻撃が拡大
キイロスズメバチは中型のスズメバチで、スズメバチの中では毒性が高い部類に入ります。刺されると痛みや腫れだけでなく、重篤なアレルギー反応が起こることがあります。
③モンスズメバチ
- 体長 29mm
- 巣からの警戒力 5m
- 刺激への反応 強
- 追跡力 25m
- 毒量 大
- 攻撃行動 キイロに次いで強く反応
モンスズメバチは比較的大きなスズメバチで、キイロスズメバチと同様に高い毒性を持ち、刺されると痛みや腫れだけでなく、場合によっては重篤なアレルギー反応を引き起こすことがあります。
④コガタスズメバチ
- 体長 28mm
- 巣からの警戒力 3m
- 刺激への反応 中
- 追跡力 10m
- 毒量 中
- 攻撃行動 付近の枝への刺激などで刺される
コガタスズメバチは他のスズメバチ種に比べて攻撃性や毒性が低い特徴を持っています。一般的には人間を攻撃することは少なく、巣を刺激しない限り刺される可能性は低いです。
⑤ヒメスズメバチ
- 体長 32mm
- 巣からの警戒力 2m
- 刺激への反応 弱
- 追跡力 3m
- 毒量 最小
- 攻撃行動 いきなり刺すことは少ないが威嚇は激しい
ヒメスズメバチは、オオスズメバチに次いで大きいその大きいスズメバチですが、攻撃性や毒性は他のスズメバチに比べて低めです。一般的には人間を攻撃することは少なく、巣を刺激しない限り刺される可能性は低いです。
⑥チャイロスズメバチ
- 体長 29mm
- 巣からの警戒力 5m
- 刺激への反応 強
- 追跡力 10m
- 毒量 大
- 攻撃行動 足元に飛来してくる
チャイロスズメバチは攻撃性や毒性が高いスズメバチの一種で、刺された際に非常に痛みを伴うことで知られています。
⑦ツマグロスズメバチ
- 体長 28mm
- 巣からの警戒力 4m
- 刺激への反応 強
- 追跡力 10m
- 毒量 中
- 攻撃行動 刺激を受けると強く攻撃してくる
ツマグロスズメバチは日本の特定の地域(沖縄県)にのみ分布し、その地域では注意が必要です。不用意に巣に近づいたり、刺激すると刺される可能性があります。
⑧ツマアカスズメバチ
- 体長 26mm
- 巣からの警戒力 10m
- 刺激への反応 最大
- 追跡力 40m
- 毒量 中
- 攻撃行動 個体数が多く刺激を受けると広範囲に飛ぶ
ツマアカスズメバチは中型クラスのスズメバチで、攻撃性も高く、一度攻撃を開始すると執拗に攻撃を繰り返す傾向があります。
ハチが刺してくる理由
ハチと聞くと、「刺す」というイメージが一般的ですが、実際にはすべてのハチが攻撃的ではありません。ハチが刺してくる理由や条件は様々で、その行動には一定の意図が備わっています。以下では、ハチが刺してくる理由について詳しく説明します。
自己防衛
ハチは基本的に自分や巣を守るために刺すことがあります。例えば、ハチが手でつかまれたり、巣が威嚇されたりすると、自己防衛の一環として刺すことがあります。自己防衛のための攻撃は、人間や他の生物がハチに脅威を与えた場合に起こります。
特定のハチの役割
特定のハチは巣の防衛のために攻撃的な役割を果たします。これには女王蜂と、数十から数万匹に及ぶ働きバチが含まれます。巣の守り手として、彼らは外部からの脅威に対して攻撃を仕掛け、刺すことで巣を守ります。
スズメバチの攻撃性
ハチの中でもスズメバチは攻撃性が高く、特に巣の防衛に熱心です。スズメバチは数種類の毒を持ち、刺すことで痛みやアレルギー反応を引き起こす可能性があります。スズメバチはハチの中でも最も強力な巣の守り手と言えるでしょう。
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スズメバチの毒性と危険性
スズメバチカクテル
毎年、夏から秋にかけてスズメバチによる被害が発生し、メディアでもスズメバチに焦点を当てた特集が組まれることがあります。一般には「スズメバチに2度刺されると死ぬ」という言葉が広まっていますが、それにはスズメバチの毒性が関与しています。では、なぜスズメバチに刺されると重大な結果が生じるのでしょうか?その理由は、スズメバチの毒が一種の「カクテル」とされていることにあります。このカクテルの主要な成分を詳しく見てみましょう。
3つの毒性成分
スズメバチの毒は、主に以下の三つの成分からなります。
①アミン
この成分は刺された部位に痛みや腫れを引き起こす一因となります。
②ペプチド
ペプチドは神経毒であり、刺された際に神経系への影響を及ぼすだけでなく、血液を破壊し、アレルギー反応を引き起こすことがあります。
③酵素
酵素は細胞の破壊と溶血(赤血球の破壊)をもたらす可能性があり、アナフィラキシーショック(重度のアレルギー反応)の原因物質としても知られています。
腫れや痛みは、スズメバチに刺された際に一般的に経験される症状ですが、神経毒であるペプチドが心筋や呼吸器系の麻痺を引き起こし、酵素はアナフィラキシーショックの発症につながる可能性があるため、スズメバチに刺されることは重大なリスクを伴います。
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最後に
今回は攻撃性の高いスズメバチの種類とその毒性について解説しました。近年では都市部や住宅地、子供たちの遊ぶ公園など、さまざまな場所でスズメバチの駆除依頼が増加しています。興味本位でスズメバチの巣に近づくことは大変危険です!スズメバチの巣を見つけた場合は地元の自治体や専門の駆除業者に連絡しましょう。
ハチ駆除は巣の大きさや、場所によって駆除費用は異なります。まずはお気軽にお問い合わせください。