蜂は1匹だけでも危険?見つけたときの安全な対処方法と注意点

正面を向いている蜂
ハチ

アシナガバチやスズメバチなど、刺される攻撃性もあり、1匹現れただけでも突然のことでパニックになってしまいます。蜂の巣がある場合は退治しますが、蜂を見つけたときはどうすればよいのでしょうか?今回は蜂を見つけたときの安全な対処方法と注意点について解説します。

目次

  1. 蜂を見つけたときの対処法
  2. 蜂の巣がないか確認してみよう
  3. 蜂の巣を見つけた場合の対処方法
  4. 蜂駆除はプロの業者に依頼するのがおすすめ
  5. まとめ

蜂を見つけたときの対処法

逃げる標識
蜂を見つけたときの対処法は、まずその場から静かに離れることが重要です。突然の出来事でパニックになることもありますが、慌てて手で払ったり大きな動作をしたりせず、姿勢を低く保ちつつ蜂が通り過ぎるのを待つか、静かにその場を離れましょう。蜂は刺激されると攻撃的になり、刺される危険性が高まります。

また、自宅周辺で蜂を見つけた場合は、たとえ1匹だけであっても早めの対処が望ましいです。1匹だからといって放置してしまうと、蜂の巣が大きくなり、思わぬ被害につながる可能性があります。

蜂の巣がないか確認してみよう

蜂が一匹でも見つけたら、近くに巣がある可能性が高くなります。もし自宅のベランダや庭で発見した場合は、自宅周辺に蜂の巣が作られていないか確認してみましょう。蜂は基本的には屋根裏、軒下、庭の木々、物置、倉庫などの静かで人目につかない場所に巣を作ることが多いです。また、蜂は巣を作る際に、周囲の環境や気候に適した場所を選びます。

蜂の種類によっても巣ができやすい場所が異なりますので、以下を参考に確認してみましょう。

スズメバチの見分け方や巣の特徴

スズメバチは、蜂の中でも比較的大型の種が多く、大きいものだと体長は約40mm程度です。体色はオレンジがかった色が特徴的です。スズメバチは攻撃性が強く、刺激を与えなくても攻撃してくることがあります。スズメバチの巣は、大きいものだと60cm以上になることもあります。巣の形は球形や楕円形で、貝殻を貼り付けたようなマーブル模様が特徴的です。

スズメバチが巣を作りやすい場所とは?見分け方や対処法を知っておこう!

アシナガバチの見分け方や巣の特徴

アシナガバチは名前のとおり、脚が長く、長い足を左右にフラフラさせながら飛びます。体長は20~30mm程度で、体は細くくびれており、色は黄色や黒が多く蜂の種類ごとに模様はさまざまです。色合いはスズメバチに似ていますが、アシナガバチはゆっくり飛ぶので速度が遅く、全体的に細いので見分けることができます。

アシナガバチの巣は、最大でも15cmほどの大きさで、「シャワーヘッドのような形」で、巣穴がむき出しになっており、下向きになっているのが特徴です。アシナガバチは温厚な性格で巣も比較的小さめですが、人が巣に近づくと攻撃する可能性があります。

ミツバチの見分け方や巣の特徴

ミツバチは、体長が約12mm程度で、他のハチに比べて小さく、体全体に毛が生えているのが特徴的です。体色は黒もしくは茶色と黄色の縞模様で、セイヨウミツバチが黄色がかっているのに対し、ニホンミツバチは黒っぽい印象です。また、ミツバチはおとなしい性格で基本的に自ら攻撃してくることはありませんが、巣に対して危害が加わると判断した際は、攻撃することがあります。

ミツバチの巣は平らな形が特徴的で、大きい物では1mの巣を作ることもあります。ミツバチはほかの蜂よりも早く、2月頃から行動を始めます。普段は温厚なミツバチですが、冬場は攻撃的になるため注意が必要です。

蜂の巣を見つけた場合の対処方法

スズメバチの巣

スズメバチ

スズメバチの巣を見つけた場合は、まずはその場から離れることが大切です。スズメバチは蜂の中でも1番攻撃性が強く、刺激を与えなくても攻撃してくることがあります。巣から少なくとも10メートル以上離れてください。また年間約20人前後の人がスズメバチの刺傷事故によって亡くなっています。

スズメバチの巣を見つけた場合は、巣の大きさに関わらず、プロの駆除業者に連絡することが重要です。自分で駆除しようとすると危険なため、絶対にやめましょう。

アシナガバチ

アシナガバチの巣を見つけた場合も、刺激を与えないことが基本ですが、巣の大きさによっては自分で駆除することもできます。
具体的には、巣の大きさが約10cm程度で、1階や開けた場所に巣がある場合などです。10cm程度の大きさの巣は、作り始めた状態であり、働き蜂もほとんどいないため、殺虫スプレーなどで駆除することも可能です。しかし、巣の大きさが10cm以上の場合は、自分での駆除は控えたほうがよいでしょう。また、2階やそれ以上の高さに巣がある場合は難易度も高く、危険性も増すため自分での駆除は少し難しくなります。このような場合は、プロの駆除業者に任せることをおすすめします。

蜂駆除に殺虫剤は危険?!殺虫剤で駆除できる蜂の種類や時期とは

ミツバチ

ミツバチの巣を見つけた場合は、巣がある場所によっても異なりますが、人通りが少なく、あまり影響がない場所であればそっとしておいてよいでしょう。
また、春から夏にかけての分蜂中のミツバチも駆除する必要はありません。分蜂とはミツバチが春から夏にかけて引越しをするタイミングのことです。

分蜂(ぶんぽう)とは?ミツバチの分蜂を駆除する方法

ほかの蜂に比べて危険性が少ないと言われているミツバチですが、やはり、自宅周辺に巣を作ってしまった場合は対処する必要があります。ミツバチは温厚な性格をした蜂ですが、刺激すると群れになって襲ってくることがあります。そのため、自分で駆除することもできますが、ミツバチの巣を見つけたときは、早めにプロの駆除業者に相談することをおすすめします。

蜂駆除はプロの業者に依頼するのがおすすめ

蜂駆除は、自分でもできるように思えますが、実際には非常に危険です。蜂は攻撃的な生き物であり、刺されると痛みだけでなく、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を引き起こす可能性があります。そのため、自分では難易度が高いと感じた場合や、安全に確実に駆除を行いたい場合は、プロの駆除業者に依頼しましょう。プロの業者は蜂駆除に必要な知識と技術を持っているため、適切な方法で蜂を駆除し、再発防止も行います。安心と安全のためにも、プロに任せることをおすすめします。

まとめ

今回は蜂を見つけたときの安全な対処方法と注意点について解説しました。自宅周辺で蜂を一匹でも見かけた場合、近くに巣がある可能性が高まります。たとえ一匹だけであっても、安易に放置せずに、蜂の巣が近くにないか確認しましょう。蜂の巣を見つけた場合、蜂の種類によっては自分で駆除できるものもありますが、蜂に刺される危険もあるため注意が必要です。安全に確実に駆除を行いたい場合は、害虫・害獣のプロ業者!ミナトにお任せください。

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