シロアリの幼虫を見つけたらどうする?見分け方と駆除方法

シロアリ

シロアリの幼虫はどんな形をしているかご存知ですか?非常に小さなシロアリの幼虫は、意識して探さなければ見落としてしまうことも少なくありません。また、シロアリには成虫と幼虫の見分けが付きにくいという特徴があります。今回は、シロアリの幼虫の特徴や駆除の方法を紹介します。

目次

  1. シロアリの幼虫の特徴
  2. シロアリの幼虫を見つけたらどうすれば良いのか
  3. シロアリの幼虫の駆除方法
  4. シロアリの幼虫への対策は
  5. シロアリの駆除は業者に依頼
  6. 最後に

シロアリの幼虫の特徴

家の柱や木材を食べて家屋をダメにしてしまうシロアリ。シロアリの成虫は見たことがあっても幼虫ってどんな虫?という方も多いのではないでしょうか。まずは、シロアリの幼虫にどのような特徴があるのかを解説していきます。

シロアリの幼虫の形

シロアリの幼虫は、成虫とほとんど違いがありません。
虫には、幼虫から蛹になって成虫になる完全変態のものと、蛹になることなく幼虫の形のまま成虫になる不完全変態のものと、2種類あります。シロアリは「不完全変態」の昆虫と言われており、見た目だけでは幼虫なのか成虫なのか判別するのが難しい虫です。
また、シロアリは胴体にクビレがなく触角が真っ直ぐに伸びた独特な形をしているため、よく見かける黒いアリとは印象が異なります。したがって、形を知っていなければシロアリだと気付けないこともあるでしょう。

シロアリの幼虫の大きさ

シロアリは成虫が5~6mm程度の大きさで、幼虫はそれより更に小さくなります。およそ1mm程度の大きさですので、余程のことでなければ視界には入っていても気付けないかもしれません。

シロアリの幼虫の生態

シロアリの幼虫の生態
シロアリは幼虫のときから自分で動くことができます。そして、幼虫としてしばらく過ごした後に職蟻として働き始め、成虫となるのです。
そもそも、シロアリは「アリ」とついていますが、アリの仲間ではありません。アリはハチ目・アリ上科・アリ科に属する昆虫ですが、シロアリは昆虫網ゴキブリ目シロアリ科ですので、どちらかと言えばゴキブリの仲間なのです。
ただし、シロアリの社会は女王アリを筆頭に職蟻や兵隊蟻などで構成されており、生態を見るとアリに似ています。

シロアリの幼虫を見つけたらどうすれば良いのか

シロアリの幼虫は自分で動くことはできるものの、基本的には木材に作ったコロニーにいます。シロアリが好んで住む場所は湿気が多く暗い場所ですので、床下や屋根裏、布団を敷きっぱなしにしている畳なども被害に遭うことがあります。
自宅付近でシロアリを見つけたら、被害が広がる前に駆除する必要があります。また、シロアリは成虫と幼虫の区別がつきにくい昆虫です。もしかすると見つけたシロアリは、幼虫ではなく成虫だという可能性もあるでしょう。シロアリの幼虫を見かけたら、まずは被害がないか、どのくらいの被害状況かを確認しましょう。
また、シロアリを見つけたとしても、やみくもに殺虫剤を散布するのは避けましょう。殺虫剤が届かない木材の奥にシロアリが逃げてしまったり、巣を別の場所に移されてしまったりと、見えない間に被害が拡大してしまう可能性があります。

シロアリの幼虫の駆除方法

シロアリの幼虫の駆除方法
シロアリの幼虫を見つけたとき、すぐに駆除する方法としては、掃除機を使って見つけたシロアリを吸い取る方法がおすすめです。巣に向かって掃除機の吸引力を「強」にし、可能な限りシロアリを吸い取りましょう。掃除機でのシロアリ駆除は、日を分けて何度も行うようにしましょう。
ただし、掃除機で吸い込めるのはほとんどの場合が、活発に動いているシロアリの成虫です。幼虫を直接吸い込めることはあまりありませんが、餌を運んでくる成虫が駆除されることで、幼虫もいずれ餓死するでしょう。
シロアリ用の殺虫剤を使用するときは、確実に巣だとわかっている場所へ直接散布するようにしてください。巣にいるシロアリを薬剤で駆除した後、その周辺にも散布して、巣の外にいたシロアリも駆除するようにしましょう。

シロアリの幼虫への対策は

もしシロアリの幼虫を見つけても、やみくもに殺虫剤を散布するのはおすすめできません。確実に駆除するためには、巣の位置を把握する必要があります。また、掃除機で吸い取るとしても、すべてのシロアリを吸い込めるわけではありません。完全に駆逐するには不十分とも言えます。

シロアリの駆除は業者に依頼

シロアリ駆除は、正しい方法で行わなければ被害が拡大する可能性があります。
シロアリは他の害虫や害獣に比べても駆除が難しいといわれています。そのため、もしシロアリの幼虫を見つけたときは、自分で駆除しようとせず専門の業者に依頼するのが一番確実なシロアリ駆除方法といえるでしょう。

最後に

シロアリの幼虫は、見た目には成虫と変わらないため、見分け方は体の大きさだけと言っても過言ではありません。殺虫剤の散布や掃除機での吸引で駆除したと思っても、見えない場所に巣を作られてしまう可能性があるのです。
もしもシロアリの幼虫を見つけたときは、害虫駆除の業者に依頼して速やかに駆除するのが得策です。
安心安全をモットーとしている株式会社ミナトでは、豊富な知識と経験を持ったスタッフがシロアリ駆除をいたします。見積りや査定は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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