シロアリはゴキブリの仲間?!シロアリとゴキブリの関係、駆除方法

シロアリ

意外にもシロアリはゴキブリの仲間であることをご存知ですか?シロアリがゴキブリの仲間なら、シロアリ駆除の方法はゴキブリ駆除の方法と同じでも効果がありそうですよね。 実際どうなのでしょうか?今回はゴキブリとシロアリの関係や駆除方法についてご紹介します。

シロアリはゴキブリの仲間

シロアリは「昆虫網ゴキブリ目シロアリ科」に属するゴキブリの仲間です。ちなみにアリは「ハチ目ハスズメバチ上科・アリ科」となります。ですが、社会性があるという点では、シロアリはアリととても良く似ています。

シロアリの生態はゴキブリよりアリ似

シロアリの生態として、主な特徴は次のとおりです。

  • ✓ シロアリはつがいになって巣を作る
  • ✓ シロアリには階級がある
  • ✓ シロアリのなかでも働きアリしか巣から出ない
  • ✓ シロアリは木を食べる
  • ✓ 女王アリ・王アリは繁殖に尽力する
  • ✓ 女王アリは一匹ではない
  • ✓ 女王アリの最期はエサとなって消滅する

シロアリは羽アリの雄雌がペアになることで新たなコロニーを作りだし、産卵を繰り返します。シロアリは幼虫の頃から活動し、さなぎにはならずに成虫になります。

シロアリの9割は職蟻と呼ばれる働きアリとなり、主に樹木などの餌をとる役割を持ちます。一方、女王アリや王アリ、兵隊アリは巣から出ることはありません。

シロアリの女王は1つのコロニーに複数存在し、それぞれ1日に約25個~100個以上の卵を産むと言われています。その女王の寿命は10年から30年、役割を果たさなくなった女王の最期は子供に食べられて終わります。

ゴキブリも集団で生活をしますが、人が出したゴミ・フケや垢などを食べる雑食です。それに対してシロアリは樹木を食べます。

また、ゴキブリの仲間ではありますが、社会性があり階級や役割があることから、アリの生態に似ていることがわかります。

シロアリとアリの違い

シロアリはゴキブリの仲間ではありますが、他のアリと同様に働きアリや兵隊アリがいて、社会性が発達しています。シロアリとアリの見分け方は次のとおりです。

  • ✓ シロアリ 触角は真っすぐ・クビレがない・前後の羽の大きさが同じ
  • ✓ アリ(黒蟻) 触角はくの字・クビレがある・前後の羽の大きさが異なる

シロアリとアリ(黒蟻)を見分けるポイントは胴体と前後の羽の大きさです。

シロアリの種類

ここからは、シロアリの種類として国内見かけるシロアリを4種類ご紹介します。

シロアリの種類①ヤマトシロアリ

  • ✓ 体長5mm程度
  • ✓ 細長い形
  • ✓ 湿潤な場所を好み移動しながら巣を作る
  • ✓ シロアリによる被害範囲は主に1階部分

ヤマトシロアリは湿潤な場所(湿った木材や地中)を好み移動して巣を作ります。シロアリ被害にあった箇所がシロアリの巣だったというケースもあります。

シロアリの種類②イエシロアリ

  • ✓ ヤマトシロアリより大きい
  • ✓ 頭が丸い
  • ✓ 塊状の巣
  • ✓ 1階のみならず、天井まで被害に遭う

イエシロアリは建物や地中に塊状の巣を作ります。浸食スピードは速く、乾燥した木材でも自ら水分を持って来て食べるため、家屋の天井まで被害が及びます。

シロアリの種類③アメリカカンザイシロアリ

  • ✓ 乾燥した木材でも食べる
  • ✓ 小規模な集団で生活をする
  • ✓ 巣作りをしない

アメリカカンザイシロアリには巣を作る能力がないため、木材を食い荒らしたその場所に棲みつきます。

シロアリの種類④タイワンシロアリ

  • ✓ 温暖な地域に生息(沖縄)
  • ✓ キノコシロアリの仲間
  • ✓ 巣中に菌室がある

タイワンシロアリはキノコシロアリの仲間で、巣の中でオオシロアリタケを栽培しています。家屋への被害は小規模で、どちらかというとサトウキビなど農作物への被害のほうが大きいです。

シロアリを予防する方法

シロアリ予防とは、シロアリ被害に遭わないために事前対策をすることです。シロアリは土がある場所ならばどこでも生きられますし、ゴキブリの仲間ということは生命力が高い害虫だと言えます。

シロアリを寄せ付けないために自分でできる対策は次のとおりです。

  • ✓ 自宅近辺に木材を置かない
  • ✓ シロアリが発生しそうな場所に薬剤を散布
  • ✓ 新築物件でも5年経てば予防する

ポイントは自宅にシロアリが入る隙を与えないことです。薬剤は通販などで手に入りますので、取扱説明書を確認し適切な量を散布しましょう。散布して終わりではなく、点検を行い定期的に散布することをおすすめします。

新築物件や鉄筋コンクリート造でもシロアリは条件がそろえば巣を作るので、予防はどの建物でも必要です。

シロアリを駆除する方法

シロアリ駆除とは、すでにシロアリが発生しているときに行う対処法です。

  • ✓ 被害場所を確認
  • ✓ 被害に遭った場所に薬剤を散布
  • ✓ 被害に遭った場所に毒餌を設置
  • ✓ 場合によってはリフォーム

まずは被害にあった場所を確認し、小規模であれば見えているシロアリを掃除機やガムテープを用いて駆除します。次にシロアリ駆除用の薬剤を散布、さらには巣の中のシロアリを根絶させるために毒餌を設置します。

被害にあった場所が把握できない場合は、早めに専門業者に依頼しましょう。

シロアリにゴキブリ殺虫剤はおすすめしない

ゴキブリの仲間だからといってゴキブリ用アイテムが効果的とは限りません。薬剤が届きにくい木や巣の深部に逃げ込んだり、別の場所に新たに巣を作ったりするので、おすすめしません。

シロアリ予防や駆除は株式会社ミナトへ!

シロアリを確認したら、素早い対処が必要です。シロアリの数は見えていない地中のほうが圧倒的に多く、少しでも見かけたら、放置するのは危険です。

シロアリ被害の兆候がある場合は迷わず専門業者に駆除依頼することをおすすめします。株式会社ミナトは査定や見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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