蜂の巣駆除のあとに行うと効果的!誰でもできる再発防止対策について

アシナガバチの巣
ハチ

毎年、蜂に巣を作られてお困りではありませんか?そのような場合は、巣を駆除したあとに再発防止対策を徹底して行うことをおすすめします。今回は、ご自分でできる方法をご紹介しますので、蜂の巣被害でお困りの方はぜひ実践してみてください。

目次

  1. 蜂の巣予防に最適な時期とは?
  2. 女王蜂を見かけたらどうする?巣作りを阻止する方法
  3. 手軽で効果的な蜂の巣対策アイテムとは?
  4. 最後に

蜂の巣予防に最適な時期とは?

満開の桜
一般的に蜂の巣対策は、巣作りが始まる4〜5月に行うのが最適とされています。
ですが、蜂によっては3月頃から巣作りを始める種類もあるため、3月から対策を始めると効果的です。

もし、家の周りで大きな蜂が1匹で飛び回っているのを見かけたら、女王蜂が巣を作る場所を探している最中かもしれません。
そのような場合は、時期に関係なく、すみやかに蜂の巣対策を始めてください。
正しい方法で対策をすれば、蜂の巣被害を未然に防ぐことができます。

また、キイロスズメバチとモンスズメバチの2種類は、働きバチが増えて巣が手狭になると、より広い場所を求めて引っ越す習性があります。
そのため、毎年蜂に巣を作られてしまう住宅では、春先だけでなく、6月の終わり頃までは継続して対策を行うようにしましょう。

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女王蜂を見かけたらどうする?巣作りを阻止する方法

家の壁にできたアシナガバチの巣
私たちの生活圏内に巣を作ることが多い「スズメバチ」や「アシナガバチ」は、女王蜂が1匹で巣を作り始めます。
そのため、春になると巣を作る場所を探して、家の周りを飛び回る女王蜂を見かけることがあるかもしれません。

女王蜂を退治すれば巣を作られる可能性は低くなりますが、女王蜂に殺虫剤を直接吹きかけるのはやめましょう。
女王蜂は比較的おだやかな性格をしていますが、攻撃を加えると反撃される恐れがあります。
身の安全を確保するためにも、まずは女王蜂がその場から離れるのを待ち、巣作りを諦めさせる方向で対策をしてください。

効果的なのは、巣を作りそうな場所に殺虫スプレーを散布する方法です。
散布する際には、吹きかけた場所が濡れるくらい、1箇所あたり5〜10秒ほど噴射してください。
商品によって多少の差はありますが、1度の散布で2週間ほど効果が持続します。
効果が切れると巣を作られてしまう可能性が高くなるため、殺虫剤は定期的に散布するようにしましょう。

また、㈱ミナトでは業務用の忌避剤(人畜無害でハチを寄せ付けない薬)もご用意しております。
殺虫スプレーよりも効果的で、1シーズン(約半年間)の保証を付けることも可能です。
本格的な対策をご希望の方は、ぜひ一度お試しください。

もし、殺虫剤の散布が難しい場合は、捕虫器を設置して女王蜂を捕まえる方法もあります。
実際に巣を作られたことがある場所や、庭木、軒下などに捕虫器を仕掛けるのが効果的です。
製品によって効果が持続する期間が異なるため、効果が切れる頃に新しい捕虫器と交換してください。

手軽で効果的な蜂の巣対策アイテムとは?

殺虫スプレーを押す
ここでは、ホームセンターなどで購入できる、蜂の巣対策に効果的なアイテムをご紹介します。

【殺虫スプレー】

多くの殺虫剤には、虫が嫌がる成分である「忌避剤(きひざい)」が配合されています。
蜂の巣を作らせない目的で作られたアイテムを使うのが最も効果的ですが、ご自宅にある殺虫剤でも一定の効果を期待できます。
殺虫剤を使うメリットは、やはり手軽な点です。
ただし、殺虫スプレーの使い過ぎは植物に悪影響を与える可能性があります。
お庭で植物を育てている場合は、使用量に注意してください。

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【木酢液(モクサクエキ)】

木酢液は、いぶした煙のような香りに、少し酸っぱさが入り混じった独特の強い臭いがします。
この臭いには、蜂を寄せ付けない効果があります。
自然由来の成分であるため、希釈濃度と使用頻度を守れば、植物に影響が出ることもありません。
ただし、この臭いが苦手な方も多いため、散布する場所によっては使用を控えた方がいいでしょう。

【防虫ネットの設置】

蜂は閉鎖的な場所を好んで巣を作ります。
そのため、蜂が床下の通気口や換気扇から入り込んで巣を作らないように、網目が1センチ未満の防虫ネットを取り付けるのが効果的です。
デメリットは特にありませんが、ネットが外れたり破れていないか、定期的な点検が必要になります。

最後に

今回は、蜂の巣を駆除した後の再発防止策についてお話しました。
予防法として、薬剤や木酢液を散布する方法は有効ですが、普段から蜂が巣を作りにくい環境を整えることも大切です。
ガーデニングをしている場合は草木の手入れをこまめに行い、お庭やベランダにゴミを出すのは控えましょう。
生ごみなどの強い臭いに蜂が引き寄せられてしまう可能性があります。
また、蜂が巣を作りやすい場所は定期的に点検し、巣を発見した場合は速やかに(株)ミナトまでご連絡ください。

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