ハクビシンの被害に遭いやすい家の特徴!こんな場所が狙われる

屋根裏からのぞくハクビシン
害獣

ハクビシンの被害に遭いやすい家には特徴があります!ハクビシンの侵入経路についても床下から壁の隙間を登って天井裏や屋根裏へ侵入するパターンが多いことが分かっています。そこで今回はハクビシンの被害に遭いやすい家や侵入経路を紹介しますので、特徴を覚えて事前に対策しましょう。

目次

  1. ハクビシンがもたらす被害
  2. ハクビシンはどこから侵入するのか?
  3. ハクビシンの被害に遭いやすい家の特徴
  4. 神社仏閣はハクビシンに狙われやすい
  5. 空き家はとくに注意
  6. 被害に気づいたらすぐ対処
  7. ハクビシン駆除はミナトにおまかせ!

ハクビシンがもたらす被害

汚れた屋根裏
ハクビシンがもたらす被害は場所によって異なりますが、害獣ハクビシン対策!侵入させない・寄せ付けないための方法を解説」住宅、家屋への被害は屋根裏や天井裏に集中します。建物内に侵入したハクビシンはそこに巣を作り、糞尿を繰り返します。さらに被害が進むと、糞尿から出る悪臭やダニやノミの発生など、衛生的にも劣悪な状態です。また個体もどんどん増え、被害も深刻化していきます。

ハクビシンはどこから侵入するのか?

ハクビシンが建物内に侵入する、ワザには目を見張るものがあり、えっ?こんな狭いところに?と思う場所にいとも簡単に入ってしまいます。

10cmの隙間があれば侵入可能

保育管理下のハクビシンを用いて実験をしたデータがあります。直系10cmの円を切り抜いたダンボール箱を与え、どのように侵入するのか観察をしてみました。結果は体長80cmを超えるハクビシンが穴のサイズを確認すると、頭をつっこんで体をスクリューのように回転させていとも簡単に通り抜けてしまいました。その後もさまざまな大きさの入り口で試してみましたが、6cmの幅があればまずクリアでき、6cm四方の正方形では無理だが、6×10cmなら成獣であっても侵入可能です。

家屋への侵入は通風口からが多い

ハクビシンの家屋への侵入は床下から壁の隙間を登って天井裏へというパターンがもっとも多いです。日本家屋は床下に湿気が溜まらないように痛風工が設けられています。この通風口に取り付けられている網は古い家の場合、鉄製で長い年月の間に錆びて壊れている事が多く、ここから侵入してきます。

ハクビシンの被害に遭いやすい家の特徴

古くてボロボロの家

丸太やはしごをかけておくのは危険

ハクビシンに侵入されやすい家とはどんな家なのか?一言で言えばそれは人気のない天井裏がある木造家屋です。またハクビシンによる被害が出ている家には、建物の脇や外壁に材木や竹、ハシゴなどが立てかけてあるパターンが多い傾向があります。

このようなハシゴや木を渡って家の中に侵入してきます。モノを壁に立てかける行為は、ハクビシンによっては、橋のない川に橋を架けてどうぞお入りくださいといってるのに等しいのです。

古い家は侵入されやすい

ハクビシンの被害に遭いやすい家の構造というのもあります。ハクビシンが侵入するには壁の隙間の有無が決定的に重要です。侵入事例として特に多いのが、昭和30年代の中頃から40年代の後半にかけて建てられた家が被害に遭っています。田舎に建っている家ではこの年代の建物が未だに多く残されており、そこはハクビシンにとっては格好のねぐらになってしまいます。

増改築を繰り返している場合も注意が必要

増改築を繰り返している場合も、被害事例が多いです。侵入口となっている場所も、手を入れた部分がほとんどです。その部分に隙間ができたからであろうと考えられます。逆に増改築をした後にしっかり隙間を埋めていれば被害につながるケースは少ないということです。もしも家や建物内にハクビシンが侵入されて、侵入口が分からない場合は、その家をつくった大工や、工務店に相談してみるのも一つの手です。手を加えた本人が隙間のある場所をよく知っているからです。

神社仏閣はハクビシンに狙われやすい

ハクビシンにとってねぐらに適しているのが神社仏閣です。農村地域や市街地でも周囲を木立に囲まれて、行事がある時以外はひっそりとしています。これが動物たちにとっては有難いのです。しかも住宅用途ではないので隙間だらけでどこからでも侵入しやすいです。また、最近では廃校舎や廃保育園などの施設でも被害が増加しています。人気が無い場所が狙われやすい傾向があります。

空き家はとくに注意


近年、日本全国で空き家が増え続けており、害獣被害の視点で見ても空き家はさまざまな問題をもたらします。
空き家になっている場所では、ハクビシンに侵入されててもそのまま放置してしまうケースが多く、そのまま住み着き繁殖を繰り返します。害獣が撒き散らした糞尿を含め、木材もほとんど傷んで劣化がすすみます。また、自分だけの問題にとどまらず、ご近所にも被害が広がり、損害を与えてしまうこともあります。ですので空き家の放置はもちろん、長期間住んでいない家などが身近にある場合は放置しないようにしましょう。

被害に気づいたらすぐ対処

ハクビシンは一頭だと被害はそこまで大きくならないこともあり、初期段階で気づくことは少ないかもしれません。逆に被害がわかるようになってきたときには複数のハクビシンがいると思って間違いないでしょう。しかし、早い段階で被害を確認し対処をすれば「害獣ハクビシンの対策方法」ハクビシンに住みつかれる事なく、被害を最小限にとどめることができるので出来るだけ早急に対処しましょう。

ハクビシン駆除はミナトにおまかせ!

今回はハクビシンの被害に遭いやすい家の特徴や、侵入されやすい場所についてお伝えしました。近年では農家だけの被害に留まらず都市部でも目撃情報や駆除依頼が届いています。ハクビシンが家に侵入してくる前に対策を施しておくことが大事です。また、ハクビシンは「鳥獣保護法」に含まれており、駆除・捕獲する際には自治体の許可が必要になるのでご注意ください。自分で出来る対策方法として追い出し作業がありますが、素人には侵入経路の把握が難しかったり、後処理の大変さもあるので、徹底した駆除対策を行うのであれば、プロの業者に依頼することをおすすめします。

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