害獣ハクビシン対策!侵入させない・寄せ付けないための方法を解説

正面を向いているハクビシン
害獣

ハクビシンの対策方法はいくかありますが、対策する上で大事なことは「エサをなくし侵入口をふさぐ」ことです。また、ご自身で対策を行う場合はハクビシンの特徴を知ることで効果的に対策することができます。今回はハクビシンの基本的な対策と庭や畑など被害に遭いやすい場所での対策方法などを紹介します。

目次

  1. 害獣ハクビシンの基本的な対策
  2. ハクビシンを寄せ付けないための方法
  3. ハクビシンから庭や畑を守る対策
  4. 専門業者に依頼する
  5. 最後に

害獣ハクビシンの基本的な対策

鍵のかかったフェンス
ハクビシンなどの害獣対策は、「エサをなくし侵入口をふさぐ」ことが重要です。
家や建物と違い、庭や畑などの屋外では、少し工夫が必要ですが、基本的な対策は同じになります。

侵入口をふさぐ

ハクビシン対策で一番重要なのが侵入させないことです。家や建物の繋ぎ目、穴、隙間など、侵入口になりそうな場所は金網やパテなどを使い、すべて封鎖します。決して小さな隙間だから大丈夫だとは思わずに、すべて封鎖するようにしましょう。

侵入口になりやすい場所は、基礎・コンクリートの通気口や軒下の換気口、屋根の隙間等です。とくに築年数の古い建物や、増改築を繰り返している建物には、ハクビシンに侵入されやすい傾向があるので、より注意して確認する必要があります。

また、ハクビシンは他の動物とは足裏の構造が少し違うため、登ることが得意な動物です。
隙間以外にも、周辺にハクビシンが庭木などを渡って屋根などに移れそうな場所がないかも合わせて確認しましょう。もしも登れそうな場所を発見した場合は、事前に木や枝を切っておきましょう。

エサになるものを放置しない

ハクビシンに限らず害獣対策の基本ですが、家や建物、敷地内の周辺にエサとなるようなものを置かないことが、害獣を寄せ付けない対策になります。エサをそのまま放置していると繁殖及び二次被害拡大に繋がるので注意しましょう。

ハクビシンのエサとなる食べ物

  • 果実(大好物)
  • ペットフード
  • 食料品
  • 生ゴミ

ハクビシンは何を食べるのか?

ハクビシンを寄せ付けないための方法

忌避剤を使用する

ハクビシンを寄せ付けない対策方法として、ハクビシン用の忌避剤があります。
忌避剤はホームセンターやネット通販などでも販売されており、金額も数千円程度でご購入することができます。
・忌避一番 プロ粒剤タイプ(コメリ)

忌避剤の効果

ハクビシン対策用の忌避剤には、主に高濃度のカプサイシン(唐辛子成分)が含まれており、それを置くことで、害獣を遠ざけることができます。また、ハクビシンは唐辛子系以外にも、ニンニクや石油系の臭いも苦手です。ペットボトルや空の容器にこれら臭いを放つ成分を入れて、家周辺に置くことも有効です。

忌避剤を使用する上での注意

すでにハクビシンが建物内に侵入していて、追い出すために忌避剤を使用する際は注意が必要です。苦手な匂いによって逃げ回るハクビシンは様々な所に入り込んでしまいます。なかでもハクビシンの子供は、細い小さな隙間に逃げるため挟まって動けないまま死んでしまう事があり、その死骸が放置されたままになるというケースもあります。なので忌避剤を使用後は一度屋根裏などをチェックする事が望ましいでしょう。

ライトなど嫌がるものを使用する

ハクビシンは夜行性のため、強い光が苦手とさせています。なかでもストロボや青色LEDライトがハクビシンよけに役立つとされています。ですが、この対策方法は、あくまで一時的に追い払うだけなので、長期的に対策する必要がある場合は、忌避剤や柵など別の方法で対策するようにしましょう。また、その他にも、音や超音波などをハクビシンが嫌がるものを使用した対策もありますが、こちらについては効果がはっきりしていないため、過度な期待はしないようにしましょう。

ハクビシンから庭や畑を守る対策

畑に侵入禁止の看板
庭や畑などは、常に害獣に狙われていると言っても過言ではないため、敷地内に侵入させない、被害に遭わないためにより緻密な対策が必要になります。

侵入を防ぐ柵を設置する(高さに注意)

畑や庭、果樹園などの場所には侵入を防ぐために柵を設置する事もよくありますが、設置の際は、柵の高さに注意が必要です。ハクビシンは爪を使わず両足で挟んで登るため、平面は登れません。登れないときはジャンプを試みるのですが、どのくらいの高さを超える事ができるのかというと、およそ1m程度と言われています。ハクビシンは前肢が届けば体を引き上げる事ができ、乗り越えられる高さは前肢が届くこの高さになります。

畑や庭で柵の代わりにベニヤ板やトタン板などで囲っているのを見かけますが、日本の住宅用資材はほとんど半間、一畳の半分で採寸されています。半間は横に倒すと90cmとなり、これでは簡単にハクビシンに超えられてしまいます。畑や庭、果樹園などでハクビシンに侵入されない為に柵などを設置する場合には1m以上の高さにする工夫が必要になってきます。

横跳びジャンプは苦手

ハクビシンは1m程度の高さは乗り越えますが、水平方向のジャンプは苦手です。木から木への移動やバランス感覚ぎ優れているので、一見、水平方向のジャンプも得意なのではと思いきや、その逆で、外敵に追われた時などの例外を省けば、通常はいったん地上に降りて移動をする慎重なところももっているのです。

四隅の角をガードする

ハクビシンは雨樋だろうが単管パイプだろうが脚で挟めるものは難なく登ってしまいますが、脚で挟めないただの平面は苦手です。なので、ハクビシンが侵入する際に狙うのは四隅の角になったところです。ここなら脚で挟みやすく簡単に登れるからです。畑や庭、果樹園などで、ハクビシン侵入対策をするなら四隅の角をしっかりとガードをすることをオススメします。具体的な対策としては、電気柵を設置することができる場合は、ほとんどの害獣に効果が期待できます。

*電気柵は定期的に点検しないといけないため、こちらの方法が難しい場合は、防獣用のネットをかけることも有効です。

専門業者に依頼する

ハクビシン対策で侵入口をふさぐことが重要だと説明しましたが、この記事を見ている皆さんが、住宅工事やリフォーム関係に携っていない限り、家の隙間をすべて封鎖することは難しいかもしれません。インターネットから情報を得て、見よう見まねで対策したとしても、あまり意味のなさないケースも…また、天井裏や屋根裏など、登り慣れていないと転落等のリスクもあるので、自身で行うのが難しいと感じたら無理せず、専門業者に依頼しましょう。

とくに畑や果樹園は、ハクビシンの被害も多く、一度被害に遭うと経済的なダメージも多いです。被害に遭いやすい場所ではプロがおこなう防除対策をおすすめします。

最後に

今回はハクビシンの基本的な対策について紹介しました。対策方法は「エサとなくし、侵入口をふさぐ」ことが重要ですが、畑や果汁園など被害の多い場所では、電気柵やネットを設置するなどして、侵入されないように事前に対策する必要もあります。また、ハクビシンはご自身で対策することはできますが駆除・捕獲する際には自治体の許可が必要になるのでご注意ください。株式会社ミナトは「害獣・害虫駆除」ホームサービス専門業者です。プロのスタッフが確かな知識で害獣駆除を行います。

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