鉄骨住宅なのにシロアリ発生?鉄骨なのに危険な理由とは

シロアリ

「自分の家は鉄骨だからシロアリは発生しない」と思っている方は意外と多いのではないでしょうか。確かに一般的に知られているシロアリは木材を食べ、家をボロボロにするイメージが強いかもしれません。しかし、木造、鉄骨は関係なくシロアリは家屋に浸入します。今回はなぜ鉄骨住宅にもシロアリが発生するのかについて説明します。

目次

  1. シロアリには木造、鉄骨は関係ない
  2. 主食は木材だけではない!
  3. 鉄骨住宅での主な被害場所
  4. 鉄骨だからと安心せず定期的な対策を
  5. 最後に

シロアリには木造、鉄骨は関係ない

シロアリは家の床下から侵入するケースが大半ですが、シロアリ自体がその家が木造か鉄骨なのかを選んで侵入してくるわけではありません。たまたま地中からでてきたタイミングでその場所にある建物に侵入してくるのです。木造であればそのまま床下から侵食していきますし、鉄骨とはいってもわずかなコンクリート基礎のひび割れ、配管からなど小さな隙間があれば家に侵入し、エサとなる木材があるところまで移動してきます。また、そのような小さな隙間や亀裂がなくても、油断できません。シロアリは鉄骨すらも食い破ることがあります。シロアリは鉄骨を直接的な栄養源としてエサにするわけではないのですが、非常に強い顎を持ち合わせているため、日に日に僅かながらですが鉄骨を削り、蟻道を伸ばしていきます。そのため、いくら鉄骨であっても安心することはできないのです。

主食は木材だけではない!

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シロアリは木材をエサとして生きている虫だと思われるかもしれませんがそうではありません。シロアリは雑食であり、段ボール、プラスチックやゴム製品、革など何でも齧り加害していきます。そして、上記でも説明した通り鉄骨も例外ではないのです。実はシロアリには目がなく、本能で目の前のものを食べる習性があります。そのため木材に限らず、鉄骨でさえもシロアリ被害受ける可能性があるのです。とはいえ、やはり鉄骨であれば木造住宅よりかは被害は受けにくいというのは事実でしょう。ただ、鉄骨であってもリスクはあるということは意識しておいて下さい。

鉄骨住宅での主な被害場所

木造住宅の場合、シロアリは家の基礎である床下、柱などを中心に被害を拡大していくのですが、鉄骨住宅の場合は、家の基礎部の上にある玄関、水回り、内装材、畳部屋など、室内から目で見える場所に使われる木材に被害を与えます。外装がいくら鉄骨であっても家の中に木材が使われている以上、シロアリ被害を受ける可能性はあるのです。

床下

鉄骨住宅の床下でも、鋼製の束柱に蟻道が発見されるという事例があります。従来は束柱の素材は木材でしたが、近年の束柱は鋼製のものが多いとされています。そのためいくら鋼製の束柱を使用しているといっても被害を受ける可能性は十分にあります。

玄関

鉄骨住宅だとしても、玄関に木材が使用されているなら注意が必要です。タイルで密閉された玄関がよくありますが、実はこのタイルの裏側がシロアリの侵入口となります。このような場合タイル表面だけを見ても初期症状を見つけることが難しいため、違和感を感じた時にはかなり被害が進行している可能性があります。

水回り

風呂場、トイレ、台所での床や壁は湿度が高くなりやすいためシロアリが発生しやすくなります。排水管の水漏れを引き起こすこともあるため、定期的に確認しましょう。

断熱材

断熱材はシロアリのエサになってしまうため、埋め込んである場所には注意が必要です。エサがあるということは、繁殖を加速させてしまう要因となってしまいます。断熱材は床下や天井裏まで、広く使われているため、家全体が狙われると考えましょう。

畳部屋

室内の場合だと、木材を多く使用している和室が狙われることもあります。特に畳が使用されている場合、シロアリにとっては恰好のエサ場となり被害が受けやすくなります。室内に木材でできた柱や壁がある場合、手で叩いて音を確かめてみましょう。もしシロアリの被害にあっている場合、木材がスカスカになっていることも考えられるため空洞音になることがあります。

鉄骨だからと安心せず定期的な対策を

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木造住宅と比べると、鉄骨住宅で使用される家の基礎はシロアリにとっての直接的なエサになるわけではないため、建物の強度に関しては安心かもしれません。しかし、シロアリはわずかな隙間から侵入し家の中にある木材まで蟻道を伸ばしてきます。もし鉄骨だからと安心しきってしまいシロアリの被害を放置しておくと、侵食を受けた場所の修繕に多額の費用が発生するにことになります。

湿気対策

湿気がたまりやすい環境はシロアリ被害受ける危険性があります。シロアリは湿気を好みます。特に湿度がたまりやすい床下や水回りには注意して下さい。このような場所は可能な限り空気の入れ替えすることで換気を行い湿気対策をすることが大切です。床下など換気が難しい場所は市販されている調湿シートを購入し使用するのもよいでしょう。日頃からシロアリの予兆がないか定期的に確認し、しっかり対策を行いましょう。

不必要に木材を使用しない

シロアリは雑食のため基本何でも食べますが、やはり木材が好物となります。そのため、建材として木材が多量に使用されていたり、木製家具を多く置いておくと、それをエサとしてシロアリが発生する恐れがあります。また、屋外であっても同様で、庭で木材を保管していたり、野外エクステリアをそのままにしておくと、シロアリが発生する要因を生み出します。

最後に

今回はシロアリと鉄骨住宅の関係について説明しました。結果的にいくら鉄骨住宅であったとしてもシロアリの発生は免れません。建材が鉄骨であっても家の中にはエサとなる木材、断熱材が使用されているからです。大切なのは定期的に湿気対策を行うなど、シロアリが好む環境を作り出さないことです。被害にあってからでは遅いため事前に対策を立てておきましょう。

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