ゴキブリの弱点とは?苦手な環境や天敵について

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ゴキブリ

みなさんもご存じの通り、ゴキブリの生命力はかなり高く小さな見た目に反し強靭な肉体を有しています。また、雑食性であるため何でもエサとしどんな場所でも生き延びることができます。そんなゴキブリにも弱点はあるのでしょうか?今回はゴキブリの弱点について説明したいと思います。

目次

  1. 苦手な環境
  2. アルコールは致命傷
  3. ゴキブリを捕食する生き物
  4. ゴキブリにお悩みなら専門業者へ
  5. 最後に

苦手な環境

生命力が高いことで知られているゴキブリ。そんなゴキブリにも苦手な環境が存在します。それは、20℃から32℃以外の気温の状態です。そもそもゴキブリにとっての適温は20℃から32℃と言われ、春先から秋口までが活動の時期となり、もっとも盛んになるのは25℃で繁殖のピークにもなります。そのため、ゴキブリは高温多湿と呼ばれる夏の時期に繁殖し大量発生しやすくなります。しかし、20℃以下や32℃以上はゴキブリにとってはあまり行動しやすい気温ではありません。20℃以下という環境下では行動が鈍くなり10℃を下回ると幼虫から成長できなくなります。さらに0℃を切ってしまえば死滅するゴキブリさえ出てしまいます。また、32℃を超えた場合には高温障害を発症し動くことができなくなり、40℃を超えると、体内のたんぱく質が固まり死滅してしまいます。

熱湯をかけるとどうなる?

十分な量の熱湯をゴキブリにかけると死滅させることができます。というのもゴキブリの体内にはたんぱく質が存在しており、熱でたんぱく質が固まるからです。たんぱく質というのは熱を加えられると固まるという性質があります。これは生卵に熱を加えてゆで卵にするのと同じ現象です。そのため熱湯をかけるとたんぱく質が固まり死滅させることが可能なのです。ただ、熱湯をかける際は自分にかかってやけどする恐れもあるため取り扱いには十分注意が必要であることは覚えておきましょう。

アルコールは致命傷

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アルコールはゴキブリを死滅させるのにとても効果的とされています。というのもアルコールにはゴキブリの表面にある気門と呼ばれる呼吸器官を塞ぐ効果があるからです。この気門はゴキブリの表面の油によって覆われているため単なる水でははじかれてしまいますが、アルコールであれば油にはじかれないため気門を塞ぐことができるのです。ただ、アルコールが含まれていれば何でもOKというわけではありません。効果を発揮するにはアルコール濃度が重要であり、50%以上80%未満とされています。この濃度にあてはまる具体的なものとしては、消毒用のエタノールやスピリッツ類に該当する高アルコール種類です。そのため、除菌アルコール、ビール、ワインといった低アルコールのものや、度数が100%の無水エタノールでは効果は期待できません。なぜ度数が100%では効果がないのかというと、揮発性が高すぎるためゴキブリに使用してもすぐに揮発してしまい効果が半減してしまうからです。

ゴキブリを捕食する生き物

野外いるゴキブリであれば小型の昆虫をエサとして捕食する動物も多く生息しているため天敵が多いですが、家に侵入したゴキブリにはほとんど天敵が存在しません。ただ、そんな中でも以下の生き物にはゴキブリにとっては天敵となります。

アシダカクモ

家にクモがいるとすぐ駆除したくなりますがそのクモがアシダカクモである場合は少し待って下さい。アシダカクモは益虫と言われゴキブリを駆除するのに一役かってくれる頼もしい虫なのです。もしアシダカクモを発見した場合はあえて放置しておくのもよいでしょう。

ムカデ

ムカデもゴキブリを捕食することで知られています。しかし、ムカデは人を噛むことがあるためゴキブリ駆除として放置することはあまりに非現実的です。ムカデにしてもゴキブリにしてもどちらもやっかいな害虫です。

もし猫をペット飼っている場合は猫が駆除してくれるケースがあります。しかし、ペットととして買われている場合はエサを十分与えられていることが多いため自分からゴキブリを捕食することはありません。動き回っているゴキブリの姿を見て、興味本位で捕まえて遊ぶことがあります。

ゴキブリにお悩みなら専門業者へ

上記でゴキブリの弱点をお話しましたがいざゴキブリを発見した場合、どう駆除して今後どのような予防対策を行えばいいか分からない方もいらっしゃるかと思います。ゴキブリは駆除することも大切ですが、発生させないために予防することの方がさらに大切です。この予防は素人にはなかなか難しく、手間と労力がかかるため専門の駆除業者へ相談するとよいでしょう。費用はかかってしまいますが効果的に駆除・予防が可能になります。ゴキブリが苦手な方、駆除・予防しても効果が出なかった方はぜひ業者に相談してみましょう。

最後に

生命力が高いと知られるゴキブリにもいくつかの弱点があったことが分かったかと思います。生息するには気温が大きく依存し、適温と言われる20℃から32℃以外では活発に行動することができず死滅することもあります。また、自分で駆除する際には市販の駆除剤を使用しなくても熱湯やアルコールをかけることで死滅させることも可能です。しかし、自分では駆除できない方には業者へ相談するのも手です。業者へ相談すれば安全・安心に駆除・予防が期待できるでしょう。

株式会社ミナトはゴキブリをはじめとした害虫駆除のプロです。すぐにゴキブリの駆除を行いたいけれど、自分では駆除をするのが難しい、どう掃除をしたらいいのか分からない、というときはぜひお気軽にご相談ください。株式会社ミナトでは、ゴキブリの駆除だけではなく、ゴキブリが侵入しない対策まで行わせて頂きます。

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