ゴキブリはなぜ発生する?発生原因と対策について

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ゴキブリ

ゴキブリを家の中で発見してしまうと嫌な気持ちになりませんか?ゴキブリを絶対家に侵入させたくないと思っている方は多いはずです。家の中でゴキブリを1匹見かけるとその家には数十匹いるといわれることがあります。そんなゴキブリについてですが、そもそもなぜ家に侵入してしまうでしょうか?今回はその原因と対策について説明します。

目次

  1. 主な発生原因
  2. 家に侵入する理由とは
  3. ゴキブリが好む場所とは
  4. ゴキブリが好む環境にしないことが大切
  5. 最後に

主な発生原因

ゴキブリの発生原因は大きく分けると以下の2つです

  • ゴキブリが外から家に侵入してくるケース
  • 家の中、近隣の家で繁殖するケース

当たり前ですが何もないところからいきなり家にゴキブリが発生することはありません。ゴキブリは外から家に侵入してくるのです。そのため、家の中でゴキブリが繁殖するというのも元を辿れば、ゴキブリが外から侵入してくることからスタートします。

家に侵入する理由とは

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水分やエサを探すため

ゴキブリは適当に家の中に出没しているわけではありません。ゴキブリは嗅覚が優れ、水分やエサを求めて匂いをかぎわけながら行動しているのです。さらに、ゴキブリは匂いを覚えることができ、匂いが発生していた場所を記憶し、もし匂いが消えたとしても、記憶をもとに再度その場所に行きつくことができます。このゴキブリの優れた嗅覚こそが家にゴキブリを招きいれてしまう原因となるのです。そのため、飲食店にゴキブリが発生しやすいのは、大量の食材が常備されおり、調理後の匂いがゴキブリを引き寄せているからなのです。

求愛行動をするため

ゴキブリの求愛行動には性フェロモンと呼ばれる匂いが使われます。性フェロモンとはメスが同種のゴキブリに自分の居場所を知らせ、おびき寄せる匂いのことです。この匂いを感知した同種のオスのゴキブリはその発生源となるメスのゴキブリまでたどり着き、のちに繁殖を始めて増殖します。しかも恐ろしいことにこの性フェロモンはオスだけでなくメスのゴキブリをも呼び寄せてしまいます。
※性フェロモンは同種のゴキブリにしか効果がなく、他の種類のゴキブリを誘導することはありません。

そのため、ひとたび求愛行動で性フェロモンが発生されると別のゴキブリを侵入させ、増殖させてしまう原因となってしまうです。1匹のゴキブリの侵入は数多くのゴキブリの侵入を招きます。ゴキブリが1匹いると家の中には数十匹いると言われるのはこのためです。

生活場所の確保のため

ゴキブリは寒さに弱く気温が10℃を下回ると繁殖できる力がなくなります。また、ゴキブリは乾燥にも弱く、水がないと生きていけません。つまり、ゴキブリが生きていくためには暖かい適当な温度と湿度のある場所が必要なのです。そのため夏が終わり気温が低くなり始めると、適当な温度と湿度のある場所を求め家に侵入しようとします。そして、そのゴキブリはその家が居心地がいいと判断すると集合フェロモンという匂いを出して仲間を呼び寄せてしまうため、さらに多くのゴキブリが家に侵入するようになってしまいます。ただ、ゴキブリは数が増えすぎてしまうとエサや巣の大きさにも限度があるため、 他のゴキブリを追い出すホルモンを出すことがあります。近所の家で、もしそのような現象が起きた場合、自分の家にゴキブリが侵入してくるケースもあるでしょう。

学習能力

ゴキブリには匂いと行動を学習する能力があります。この能力により、一度エサがある場所を覚えてしまうと、その場所を記憶し、何度も同じ場所に出入りするようになります。そして、居心地が良ければそのまま住みつくようになります。

ゴキブリが好む場所とは

上記で発生原因と侵入理由を説明しましたが、では実際に侵入したゴキブリが家の中のどういった場所を好むのかを説明します。

暗い場所

ゴキブリは暗い狭い場所を好みます。これは暗い場所に隠れることで人間から身を守る防衛反応のような習性があるからです。家の中で言えば、家具の裏側や家電の下などです。このような場所では、ゴキブリの糞や卵が落ちていることがしばしばあります。

狭い場所

ゴキブリは自分の身を隠せるほどの狭い隙間を好みます。家の中では、家具と床の間、棚の裏などあらゆる隙間があります。

湿度が高い場所

ゴキブリは水がないと生きていくことができず、湿度が高い場所を好みます。湿気のある場所としては台所が要注意です。台所には湿気以外にもエサとなる生ごみ、食べ残しが置かれることがあるためゴキブリにとっては恰好のエサ場となります。また、観葉植物の鉢の下や洗面台、シンクの下、風呂場なども湿気がたまりやすく注意が必要です。

あったかい場所

人にとって住みやすい家は残念ながらゴキブリにとっても住みやすい環境となります。ゴキブリは20~30℃のあったかい場所を好みます。冷蔵庫、エアコン、テレビなどの家電の裏などは熱気がこもりゴキブリにとっては住みやすい環境となります。

ゴキブリが好む環境にしないことが大切

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ゴキブリの発生を抑制するにはゴキブリに好かれる環境にしないことが絶対条件です。具体的にはゴキブリのエサとなる生ごみ、汚れを放置せずにしっかり掃除し、湿気を生み出さないよう常に換気を徹底することが大切です。つまり部屋を清潔に保つことがゴキブリを寄せ付けないことに繋がるのです。

最後に

今回はゴキブリの発生原因について説明しました。ゴキブリも生き物であるため。適度な温度、湿度、エサを求めています。このことを理解すればゴキブリがどのような場所に発生するのかわかってくるはずです。ゴキブリが発生しない環境にするためには、こまめな掃除と換気を行い、部屋を清潔にしましょう。それでもゴキブリが発生してしまい、自力では対処が難しいと判断された場合には業者に依頼するのも手です。費用はかかりますが専用の道具や知識がある業者であれば一番安全に駆除できるでしょう。

株式会社ミナトはゴキブリをはじめとした害虫駆除のプロです。すぐにゴキブリの駆除を行いたいけれど、自分では駆除をするのが難しい、どう掃除をしたらいいのか分からない、というときはぜひお気軽にご相談ください。株式会社ミナトでは、ゴキブリの駆除だけではなく、ゴキブリが侵入しない対策まで行わせていただきます。

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