ゴキブリの卵の駆除方法!見た目・場所を特定し孵化する前に処理しよう!
ゴキブリの卵を見たことがありますか?ゴキブリの卵がどんな形をしているのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか?ゴキブリの卵は、「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる硬い殻で覆われており、産み付ける場所に特徴があります。今回はゴキブリの卵について、ゴキブリの卵の特徴や見つけた時の駆除の方法を紹介します。
目次
- ゴキブリの卵の見た目
- ゴキブリの卵鞘(らんしょう)とは
- ゴキブリが卵を産み付ける場所
- ゴキブリの卵から何匹のゴキブリが産まれる?
- ゴキブリの卵の駆除方法
- ゴキブリの卵の駆除でやってはいけないこと
- ゴキブリは死ぬときに卵を産み付けるって本当?
- ゴキブリの卵を食べてしまったら?
- ゴキブリが卵を産めないようにする対策方法
- 最後に
ゴキブリの卵の見た目
ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)と言い、複数の卵が入っているカプセルのような見た目です。色は薄茶色で俵型のような形をしています。一般家庭に生息しているゴキブリの種類はクロゴキブリです。クロゴキブリは体調3cmほどで黒褐色、大きめですが扁平な形をしているため、数ミリの隙間でも侵入します。そんなクロゴキブリの卵鞘の大きさは1cmほどです。チャバネゴキブリだと約5mmほどになります。
ゴキブリの卵鞘(らんしょう)とは
ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)という黒いカプセルのような殻に覆われています。卵鞘の中には十分な水分があるため、秋口に産み付けられた卵を守り、越冬させることが可能です。また、卵鞘は、ゴキブリ駆除の薬剤をまいても中の卵に影響を与えないほど強固な作りになっています。
卵鞘の中には複数の卵が入っている
この固い卵鞘の中には卵が入っています。クロゴキブリの卵だと約20~30個ほど。チャバネゴキブリだと約30~40個が入っています。
ゴキブリが卵を産み付ける場所
ゴキブリはどこに卵を産む?
ゴキブリが卵を産みつけやすい場所は以下の通りです。
- 屋根裏
- 排水溝の隅
- キッチンなど水回り
- 引き出しの隅、家具の裏
- シャワーカーテンや浴槽付近の隙間
- ベランダ
全体的に暗くて湿気の多い場所があげられます。また、ゴキブリは外部からの侵入もよく確認されていますのでベランダにも卵を産みつけます。
ゴキブリは卵を産み付ける際、周囲の柱をかじって木くずで卵鞘を隠す習性があります。なので、実際に卵鞘を見る機会は少ないのですが、ゴミが散らかっている場所や埃まみれの部屋では話は別です。ゴキブリもゴミや埃があると隠す必要がないと判断し、卵を産みつけた後も隠さずそのままの状態なので目にする機会も多くなります。
ゴキブリが卵を産む時期
ゴキブリが卵鞘を産み付ける時期は、クロゴキブリやヤマトゴキブリは7月〜10月、ワモンゴキブリは6月〜8月、チャバネゴキブリは時期問わず1年を通して産卵を行います。
ゴキブリが卵を産む条件
ゴキブリの種類にもよって異なりますが、一般家庭でよく目撃されやすいクロゴキブリだと、上記の通り、7月〜10月に卵鞘から産卵を迎えると言われています。卵を産みやすい条件としては、ゴキブリが生息しやすい、暖かくて湿気の多い暗い場所になります。
ゴキブリの卵からは何匹のゴキブリが産まれる?
ゴキブリの卵鞘の中には約20個の卵が規則正しく詰め込まれています。ゴキブリの卵1個から生まれるゴキブリの数は1匹です。夏場に産み付けられた卵は最短で15日で孵化します。秋口に産み付けられた卵は卵鞘のなかで越冬し、翌年の春に産まれます。
※孵化した幼虫を駆除するにはこちら
ゴキブリの幼虫を適切に駆除する方法!種類や特徴、対処について
ゴキブリの卵の駆除方法
ゴキブリの卵鞘を見つけたときは、どうすればよいでしょう?
固い殻のような卵鞘には殺虫剤は通用しません。ゴミとして捨てるのも、後でゴミ袋内で成虫になり、大量発生したらどうしよう…
意外とゴキブリの卵の駆除方法について存じない方も多いのではないでしょうか?
そこで、すぐ試せる!ゴキブリの卵を見つけたときの駆除方法を下記にまとめてみました。
ゴキブリの卵を潰して駆除する
いちばんおすすめの駆除方法は、ゴキブリの卵を卵鞘ごと潰して駆除する方法です。必要になモノは何もなく身体一つできます。不要な新聞や広告などにゴキブリの卵を挟み、体重をかけて踏み潰しましょう。卵鞘さえ開けば、ゴキブリの卵はもろく、すぐに死滅します。ゴキブリの卵を潰した新聞や広告は、そのままビニールに入れてギュッと縛り、燃えるゴミの日に出しましょう。
ゴキブリの卵に熱湯をかけて駆除する
ゴキブリの卵に熱湯をかけることで死滅させ、駆除する方法もあります。踏み潰して駆除する方法に抵抗がある人におすすめです。熱湯をかけるだけなので直接触れることなく駆除できます、ゴキブリの卵を見つけたら、不要な空き容器に卵を入れ、火傷に気をつけながら熱湯をかけましょう。温度は水が沸騰するぐらいの熱さ、60度以上あれば大丈夫です。
ゴキブリの卵を5度以下の環境で駆除する
ゴキブリの卵は熱湯でも死滅しますが、5度以下の環境でも生き残れません。そのため、真冬にゴキブリの卵を見つけた場合には、こまめに換気を行いましょう。見つけたゴキブリの卵は潰すか熱湯をかける方法で駆除するのがおすすめですが、他の場所にもゴキブリが卵を産み付けている可能性があります。室内を長時間5度以下にすることで、見つけきれない卵も駆除しましょう。
ゴキブリの卵の駆除でやってはいけないこと
ゴキブリの卵の駆除で、たまにゴキブリの卵をトイレに流す人がいますが、この方法はおすすめしません。卵鞘が排水パイプのどこかにひっかかり、そこで孵化する可能性があるからです。また、卵鞘に対して薬剤の効果は期待できないため、殺虫スプレーをかけて放置するのもやめましょう。
ゴキブリは死ぬときに卵を産み付けるって本当?
ゴキブリは、殺虫スプレーや燻煙剤の毒でのたうち回ることがありますが、メスはその際、お尻についていた卵鞘が剥がれることがあります。これにより、ゴキブリは死ぬときに卵を産み落とすと言われるようになったそうです。
卵鞘に覆われたゴキブリの卵は、殺虫スプレーや燻煙剤の影響を受けることがないため、放置してしまうとそのまま孵化します。しっかりと駆除しましょう。
ゴキブリの卵を食べてしまったら?
ゴキブリの卵は豆にそっくり
ゴキブリの卵鞘は茶褐色から黒色、形も色も豆類(黒豆・紫花豆・小豆)にそっくりです。豆類を食卓に頻繁に出す家庭においては、キッチンの隅に落ちていた卵鞘を間違って食べてしまった経験がある人もいるのだとか。また、ゴキブリの卵をペットの犬が食べてしまうという可能性もあります。
ゴキブリの卵鞘には雑菌が付着しているため、万が一食べてしまった場合、すみやかに医療機関に相談することをおすすめします。
ゴキブリが卵を産めないようにする対策方法
ゴキブリが卵を産めないようにする方法は、ゴキブリが生息しにくい環境を作ることです。例えば、水回りに水分を残さないこと、部屋を整理整頓して隠れ場所をなくすことなどがあげられます。
最後に
ゴキブリの卵は丈夫な卵鞘に覆われているため、殺虫スプレーや燻煙剤では駆除できません。家中のゴキブリを卵のうちから撲滅させたい方は、専門業者への依頼をおすすめします。
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