家に出るネズミの種類と特徴!家を守るために必要な対策

チーズに乗っているネズミ
ネズミ

家に出るネズミ「ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ」の事を家ネズミと呼びます。これらネズミがなぜ家の中入り込むのかご存じでしょうか?実はネズミが家に侵入するのには原因があるのです。今回はそんな家ネズミの種類と特徴、家に発生する原因について説明し、さらにその対策方法についても解説します。

目次

  1. 家に出るネズミは3種類
  2. 家ネズミの活動時間
  3. 家にネズミが発生する原因について
  4. 発生しやすい場所とは
  5. 代表的なネズミ被害
  6. 家を守るためのネズミ対策
  7. 最後に

家に出るネズミは3種類

ネズミは世界各地に生息し、農家や家など、さまざまな場所で見られる害獣の1つです。

ネズミは、主に山林や農耕地に生息する「野ネズミ」と、家に侵入し被害をもたらす「家ネズミ」がいます。家ネズミの中でも大きく分けて3つの種類「ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ」に分類され、これら家に出るネズミを総じて「家ネズミ」と呼んでいます。

ドブネズミ

ドブネズミは他のネズミと比べ比較的大きく、体長は25cm程度、体重は400gくらいです。特徴として、丸い鼻、小さい耳を有しています。尻尾は体長よりかは短く、毛の色は赤や灰褐色系の色をしています。名前の通り下水道などに多く生息しており、泳ぎが得意です。縦横無尽に走り回るタイプではなく平面のみで行動するため、高層よりかは低層で活動します。性格はどう猛であり、共食いすることもあります。

クマネズミ

クマネズミの体長は20cm程度、体重は250gとややドブネズミより小さいです。特徴として、とがった鼻、大きな耳を有しています。尻尾は体長よりも長く、毛の色は灰色系の色をしています。泳ぎは苦手ですが、縦横無尽に走り回り立体的に行動するためどんな場所にでも住み着きます。跳躍力も兼ね備えているため高層な場所、屋根裏・天井裏に主に発生します。性格的には臆病で警戒心が強いためどう猛とは言えませんが、クマネズミの中にはスーパーラットと呼ばれる、ネズミを駆除に使用する毒餌に耐久性を持った特殊なネズミも存在します。

ハツカネズミ

ハツカネズミの体長は10cm程度、体重は200gとかなり小柄なタイプのネズミとなります。特徴として、大きな耳を有しており、尻尾は体長とよく似た長さです。毛の色はセピア色、灰褐色をしています。泳ぎは苦手ですが、小柄ですばしっこく狭い場所でも入り込むことができます。警戒心はあまり高い方ではなくどちらかというと好奇心旺盛と言われています。

家ネズミの活動時間

ネズミは夜行性のため、基本的には夜間に活動します。またネズミは警戒心が非常に強い害獣でもあるため、人々が寝静まった夜間の時間帯に行動し始める傾向があります。中でも日没後30分〜60分の活動が最も活発であり、次いで日の出前の30分〜60分に第二のピークを迎えます。そのため日中はあまり行動しないですが、家に住み着いているネズミは、慣れや被害の広がりから時間帯に関係なく行動するネズミもいます。

家にネズミが発生する原因について

ネズミはどこから侵入し、なぜ家に住み着いてしまうのでしょうか?ネズミはゴキブリなどの害虫と同様、外から家の中に侵入します。ネズミがなぜ家の中に侵入するのかというと、他の害虫にしても理由は同じでエサを追い求めているからです。動物はエサを食べなくては生きていけません。また、ネズミは他の動物と比べ飢えやすいためなおさらエサをもとめ家の中に侵入してくるのです。

ネズミは毎日、自分の体重の3分の1〜4分の1の量の餌を食べます。例えて言うなら体重60キロの人ですと、1日15キロ〜20キロもの食事を食べていることになります。それぐらい、食べないと生きられないのがネズミです。家の中にはネズミのエサとなるものがたくさんあります。人が生活する上で発生する生ごみや食べかすはネズミにとってパラダイスとなります。

発生しやすい場所とは

ネズミが発生しやすい場所は、細かく分けると種類によって異なりますが、発生場所の多くはキッチンなど食料が置いてある場所や人の目につきにくい屋根裏・天井裏がメインとなります。何かしらの動物に食料を齧られた形跡があったり、夜中寝ている時に天井裏から小動物の足跡が聞こえるといった場合はネズミが侵入している可能性が高くなります。

ネズミがいるか確かめる方法!見るべきポイントや見分け方について

代表的なネズミ被害

ネズミがケーブルを齧っている様子
ネズミ被害には大きく分けて2種類あり衛生的被害と経済的被害です。

衛生的被害

ネズミは家の至る所走り回るため体にはいろんな汚れや病原菌が付着していることがあります。そんな汚れや菌を持ち合わせたネズミが家の中をウロウロすると当然家の中は衛生的であるとは言えません。ネズミが齧った食べ物を人が食べることにより食中毒を引き起こすこともあります。また、病原菌以外にもネズミによる悪臭や天井裏を走る足音による精神的ストレスなど人にとって様々な影響を及ぼすことがあります。

経済的被害

ネズミはするどい歯を持っているため家の柱や壁、家電製品のコード、家具などを齧り損傷させる危険性があります。(ネズミはなぜコードをかじるのか?)ネズミの習慣上、前歯が伸び続けるため何かを齧って前歯を削る他ないのです。繁殖力も高く一旦ネズミが発生してしまうと食料被害、糞被害など取り返しのつかない状況にもなりえます。

ネズミ被害はこれらの他にも、大小含めさまざまな被害があります。決して軽視することはせず、被害が深刻化する前に迅速に対応しましょう。

家を守るためのネズミ対策

ネズミ被害から家を守るためには何が必要なのでしょうか?

侵入経路を塞ぐ

ネズミは小柄の動物であるためわずかな隙間さえあれば家の中に侵入してきます。そのため家の壁面に隙間があればパテを使用するなどして侵入経路を防ぎましょう。エアコンの配管、排水口、換気扇の隙間も要注意です。セメントなどで補強するのもよいでしょう。

食料を密閉する

ネズミはエサを求めて家の中に侵入します。逆に言えばエサがなければ侵入する意味がないのです。食料は密閉した容器で保管しなるべく匂いが外に漏れないようにすることが大切です。また、生ごみはすぐ捨てるように室内に食べかすが落ちている場合もすぐ片付けましょう。

室内にある不要なゴミを処分

ネズミを家で繁殖させないように巣を作らせないことも大切です。紙や布が落ちていると巣を作る材料として活用してしまいます。室内にある不要なゴミは早めに処分する習慣を身につけ、衛生的な室内を保つようにしましょう。

最後に

今回は、家に出るネズミの特徴と家を守るための対策方法について説明しました。家に出るネズミの種類は「ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ」の3種類で、侵入する主な原因はエサを求めているためです。ネズミが家に侵入してしまうと様々な被害が発生します。衛生面ではネズミに付着した菌による食中毒など、経済面では家や家電などが齧られる被害です。このような被害を被らないためにもネズミ対策は必須です。侵入経路を塞ぐ、食料を密閉する、室内を清潔に保つということを心掛け、大切な家をネズミから守りましょう。

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