シロアリが家の中に発生!?自分でできるセルフチェック!

シロアリ

家の中で羽アリを見かけた...床に違和感がある...そんな異変を感じたら、それはシロアリのサインかもしれません。放っておくと家の土台を侵食するシロアリですが、実は専門業者に頼む前に、自分でできるセルフチェック方法があります。この記事ではシロアリが発生しやすい場所や、被害の兆候を見極めるポイントをわかりやすく紹介します!

目次

  1. シロアリを匂わす予兆!(チックポイント)
  2. シロアリが発生しやすい場所とは
  3. 疑問に思ったら専門業者へ駆除依頼
  4. 最後に

シロアリを匂わす予兆!

家屋で羽アリを見る

4月から7月になると、シロアリが成長して新しい巣をつくるために羽アリとなって飛び立ちます。もしその羽アリを家の中で発見した場合は家が末期症状の可能性があります。もうすでに立派なシロアリの巣が存在し、家中の建材などが蝕まれているかもしれません。

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床のきしみやへこみ、ドアのゆがみ

家の中を歩いていると床から妙なきしみ音や不自然なへこみがある場合、シロアリの被害があるかもしれません。シロアリは家の床下から侵入することが多く床材や柱を食べるため床がへこんでしまうことがあるのです。
また、ドアの建付けに違和感がある場合も被害の可能性があります。ただ、このようなことがあるからといって必ずしもシロアリが存在するとは言い切れませんが、もしシロアリがいる場合、放っておくと次第に悪化し、取り返しのつかないことになります。

床や壁、柱を叩くと空洞音がする

シロアリが家に侵入し建材を侵食し始めると、その侵食された部分が次第に空洞化していきます。空洞化していない床や壁、柱を叩くと、本来であれば芯がある重たい音が出るのですがもし、軽さのある空洞音が出てしまうことがあれば、シロアリに侵食されている可能性があります。

床下・外壁基礎部に蟻道がある

蟻道とは、シロアリが地面と木材部をつなげ、エサを確保するために作られたトンネル状の道です。シロアリは乾燥に弱く、この蟻道を土や糞・餌の食べかすなどで形成します。家屋の基礎となっている床下や外壁にトンネル状の土に似た筋が付いていると蟻道かもしれないため、シロアリが住んでいる可能性が高くなります。

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家の床に木くずや糞が落ちている

シロアリが家に侵入してくると木材部の木くずや巣を形成する時にゴミ、糞などが落ちていることがあります。木くずや糞が落ちているということは、シロアリが家に侵入していることの証拠です。家のいたるところでこんな状況が発生する場合は、シロアリ被害が家全体に及んでいると考えられます。

庭の木、野外エクステリアに穴が空いている

シロアリは家を蝕む害虫のイメージですが庭にある木、切り株、また、ガーデニング用の木製の柵、野外エクステリアなども被害対象となります。もし自身の庭にこのような木材、木材製品があり侵食被害がある場合はシロアリの存在を疑いましょう。

シロアリが発生しやすい場所とは

シロアリに柱を侵食されている
シロアリが家に侵入する主な経路は、床下からだと言われています。その理由は、床下には適度な温度と湿気があり、さらにエサとなる建材(木材)があるため、シロアリにとって非常に快適な生活環境となっているからです。
そのため、床下の通気性が悪く湿気がこもった環境では、シロアリが発生しやすい原因となります。では、具体的にどのような場所が被害を受けやすいのでしょうか?

家の基礎

家の基礎とは、主に床、柱、梁といった家を構成する骨組み部分を指します。これらは通常、木材が使用されているため、シロアリにとって格好のエサ場となります。
厄介なのは、これらの場所は家の中からは確認しにくく、シロアリに侵食されていても気づきにくい点です。そのため、一般的に素人ではシロアリ被害を発見することが難しく、対策も遅れがちになります。

玄関、屋根裏

天候が悪い日に外から帰ってきた場合、濡れている靴や傘を玄関に放置してしまう方は注意が必要です。こうした場所も湿気を作り出す大きな原因となり、シロアリが好む環境を作ってしまうことがあります。
また、屋根裏に雨漏りが発生し湿気が生まれると、同様の環境を作り出してしまいシロアリ被害をうけることに繋がります。

水回り

シロアリは湿気を好むため、家の中でも湿気が高くなりやすい場所、特にお風呂場やトイレ、台所、洗面所などに発生する傾向があります。この水周り周辺の床板、壁が被害を受けることがあるので注意が必要となります。

室内

畳がある和室も要注意です。シロアリは木材だけでなく畳自体をエサにすることもあり、畳の裏がシロアリだらけだったという被害もあるようです。畳は湿気を含みやすいのでシロアリが好きな環境が整っているのです。
また、海外製の家具の購入も危険で家具にシロアリが紛れ込んでいる場合があります。そのような家具を室内においてしまうとそこからシロアリ家中に拡散することがあります。

庭、野外エクステリア

家の中だけではなく、庭に生えている植物や木、木製の野外エクステリアにもシロアリが発生します。雨が降った時などは水分を含み湿気が多くなるためです。

シロアリが発生しやすい家とは?条件や予兆について

疑問に思ったら専門業者へ駆除依頼


シロアリは、自分で駆除することも可能ではありますが、シロアリに関する正しい知識や、適切な駆除方法を身につけていなければ、かえって被害を悪化させてしまうリスクがあります。
特に、家の基礎部分までシロアリの被害が広がってしまっている場合、最悪のケースでは大規模なリフォームが必要になる可能性もあります。

シロアリは暗く湿気の多い場所を好むため、目視では被害の発見が難しいことも珍しくありません。しかし、放置してしまうと被害はどんどん拡大し、取り返しのつかない深刻な状況に陥る恐れもあります。
もし「シロアリがいるかも…」と少しでも疑問に感じた場合は、自己判断で対処せず、できるだけ早くシロアリ駆除の専門業者に相談・依頼することを強くおすすめします。

最後に

今回は、シロアリ被害の予兆や、発生しやすい場所について解説しました。シロアリは目に見えないところで静かに被害を広げるため、気づいた時には大事になっていることも珍しくありません。家の基礎や床下など、シロアリが好む環境を把握し、少しでも異変を感じたら早めにチェックすることが大切です。「もしかして…」と不安を感じた場合は、自己判断せずに専門業者へ相談することをおすすめします。

株式会社ミナト
株式会社ミナトは「害獣・害虫駆除」サービス専門業者です。年間実績5,000件以上・日本ペストコントロール協会加盟。公益社団法人 日本しろあり対策協会が認定した「しろあり防除施工士証」資格保有者が責任担当者としてシロアリ工事を担当いたします。シロアリの駆除・予防対策を考えている方は、ぜひ株式会社ミナトへご相談ください。

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