家の中でネズミを発見!すぐできる対策と放置してはいけない理由
家の中でネズミを見たり、存在を確認した場合、すぐに対策を取らなければいけません。家の中にいるネズミを放置するとさまざまな問題が起こります。そこで今回は、家の中でネズミを見つけた時の対策方法と放置してはいけない理由について説明します。
目次
家の中でネズミを見たり、存在を確認した場合
ネズミの種類によって効果的な対策や駆除方法が異なるので、まずはどのネズミが家の中に侵入したかを下記の内容を参考に確認しましょう。
ネズミの種類の見分け方
家に被害をもたらすネズミは家ネズミと呼ばれる「クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ」の3種類になります。種類の見分け方は、大きさや色など、個体それぞれ細かな特徴がありますが、じっくり見ないと素人には見分けることが難しいので、目撃場所などからネズミの種類を絞り込む方法を紹介します。
ドブネズミの特徴
・体長が25cm程度で他のネズミと比べ比較的大きい。
・湿った場所を好む傾向があるため、下水道や水回りなどに出現する。
・逆に高いところには登れない。
クマネズミの特徴
・体長は20cm程度でドブネズミより小さい。
・出現場所は、高層な場所、屋根裏・天井裏など。
・天井から音が聞こえたらほとんどクマネズミ。
ハツカネズミの特徴
・体長は10cm程度と小柄なタイプ。
・出現場所は倉庫や物置などに現れます。
・小柄ですばしっこく狭い場所でも入り込むことができる。
すぐできるネズミ対策方法
ネズミの種類を特定したら、被害を拡大させないためにも、早めの対策が重要になります。すぐにできる対策方法として、市販されているネズミ対策グッズを使用した「追い出し・捕獲・駆除」があります。それぞれメリットやデメリットがあります。
家の中から追い出す
家の中に侵入したネズミを追い出すには、忌避剤を使って追い出します。忌避剤とは、ネズミが嫌いな匂いや成分を配合した薬剤のことです。ネズミの忌避剤には置き型タイプや、袋タイプ、スプレータイプなどあり、ネット通販やホームセンター、24時間営業のドラックストアなどでも市販されています。小さなお子さんや、ペットがいて忌避剤の使用を避けたい場合は、電磁波や超音波発信機などもございます。
家の中のネズミを捕獲する
ネズミを捕獲する場合は粘着シートと、エサを使って誘き寄せるネズミ捕り器があります。
ネズミ捕り器は扱いが難しく、手が挟まれたり、怪我をする危険もあるので、ネズミを捕まえるときは粘着シートの使用をおすすめします。粘着シートもホームセンターやドラックストアなどで市販されています。粘着シートを使用するコツとしてはネズミが通りそうな道に、隙間なく粘着シートを敷き詰めます。少しでも隙間が空いているとネズミは通り抜けてしましますので、その辺を注意して使用しましょう。
家の中のネズミを駆除する
家の中のネズミを駆除する場合は、毒エサ(殺鼠剤)を使って駆除を行います。毒エサ(殺鼠剤)は毒の入ったエサをネズミに食べさせ駆除する方法です。毒エサを使用した駆除は家の中にエサを仕掛けるだけなので簡単ですが、毒エサを食べたネズミが見えないところで死んでしまうと、死骸を回収するのが困難になります。またペットを飼っている場合はエサと間違えて口にしてしまう危険もあるので毒エサを使用する際にはご注意ください。
専門の業者に連絡する
家の中でいくつかネズミ被害を受けている場合は、自分で対処するよりも専門の業者に連絡したほうが良い場合が多いです。この後説明しますが、ネズミ被害は早めに対策することが被害拡大させないためにも重要になります。業者の中には24時間対応であったり、無料で現地調査を行ってくれる業者もあるので、ネズミを見かけたり、被害が発覚したときには、まずは専門業者に相談するとよいでしょう。
家の中にいるネズミを放置してはいけない理由
家の中でネズミの存在を確認した場合は、すぐに何かしらの対策を取らなければいけません。そのまま放置してもネズミの問題は解決しないどころか被害が大きくなります。下記ではネズミを放置する危険について説明します。
家に住み着いてしまう
ネズミにとっては住みやすい場所は一定の温度が保たれていて、エサが調達がしやすい場所です。そしてネズミが一度家の中に住み着いてしまうと、その巣に巣を作り増殖します。そうなると完全に駆除するには時間と労力がかかります。場合によっては完全に駆除するのに何ヶ月もかかり、費用面でも高額になります。
ネズミの個体数が増える
ネズミはネズミ算という言葉が存在するくらい驚異的なスピードで増殖します。ネズミの種類にもよりますが、生まれてから1ヵ月~3ヵ月経過すれば繁殖が可能となります。親ネズミが一度の出産で5匹以上産み、その生まれた子ネズミが数ヵ月後5匹以上産み、それがどんどん連鎖していくのです。1年後には…恐ろしい数となってしまいます。
また、放っておけばそのうち寿命で死ぬのではとお考えになる人もいるかもしれませんが、それは逆効果です。ネズミが寿命で1匹死ぬまでにそのネズミが産み落とす命は数百匹となるので、放置せず早めに対策をしましょう。
病原菌などのリスク
ネズミは普段人目につかない不衛生な場所で生息しているので体中にたくさんの病原菌を持っています。そのため、そのまま放置していると、家中を動き回ったネズミが糞や尿、病原菌を撒き散らし、家中に悪影響な環境を作り上げてしまいます。ネズミが引き起こす衛生的被害は、さまざまなものがあり、私たちの健康にも大きく影響します。決して軽視しないように早めに対策しましょう。
普段からネズミを寄せ付けない対策
ネズミは居心地の悪い場所には住み着きません。普段から生ごみはすぐに捨てるなど、食料の保管は必ず密閉するなど、ネズミにとってエサとなるものを置いておかないように整理しときましょう。
またネズミを追い出したり駆除した後は、侵入経路をしっかり封鎖しましょう。これを行わないと再びネズミに侵入されるなんてことも…
とくに築年数の古い家は、外壁のヒビや穴、通気口、換気扇、エアコン回りは注意して確認ください。もし隙間や穴があればパテで穴を塞いだり、金網やネットを使うなど、事前にしっかり対策しましょう。もし自分で難しいと思った場合は専門の業者に相談してみるのもよいでしょう。
最後に
今回は家の中でネズミを見たり、存在を確認した場合の対策方法と、ネズミ被害を放置してはいけない理由について紹介しました。すぐにできる対策として「追い出しや・捕獲・駆除」などがありますが、確実に駆除を行うのであれば業者に依頼した方が良いでしょう。また家の中に侵入したネズミを放置すると、どんどん被害が拡大し、私たちの健康にも大きく影響します。決して軽視しないように早めに対策しましょう。
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