ゴキブリって飛べる?飛ぶ条件と理由について

ゴキブリが飛んでいるイラスト画
ゴキブリ

ゴキブリをいざ駆除しようとする時、「もしかして自分のもとに飛んでくるのでは?」と怖気づいてしまうことはありませんか?ゴキブリが苦手な人の1つの理由として"ゴキブリは飛ぶ"ということがあるかと思います。しかし、ゴキブリには飛ぶ種類と飛ばない種類がいるのです。今回はゴキブリの飛ぶ条件や理由について紹介していきます。

目次

  1. 飛ぶ種類と飛べない種類
  2. どういう時に飛ぶのか?
  3. どのくらい飛べるのか?
  4. 飛びやすい条件とは
  5. 飛んできたゴキブリには注意
  6. 飛ばせずに駆除する方法
  7. 最後に

飛ぶ種類と飛べない種類

ゴキブリには飛ぶ種類と飛べない種類が存在し、全てのゴキブリが飛べるわけではありません。日本に生息しているゴキブリにはいくつか種類がありますが、一般的に家の中で見かけるゴキブリのほとんどはクロゴキブリかチャバネゴキブリのどちらかとなります。クロゴキブリは飛ぶことができますが、チャバネゴキブリは飛ぶことができません。クロゴキブリは、その名の通り見た目は黒く体長が25~30㎜くらいです。チャバネゴキブリは薄茶色で10~15㎜とクロゴキブリより一回り小さいため見た目でどちらの種類か判断できます。簡単に言ってしまうと、黒くて大きめのゴキブリは「飛ぶゴキブリ」と覚えておきましょう。

どういう時に飛ぶのか?

スリッパで叩く様子

移動時

基本的に普段、私たちが見かけるゴキブリは地面や壁を這いながら移動していますが、これは這って移動する方が近くの隙間にすぐ隠れることができるためであり、高い場所から低い場所に移動したいときに飛ぶことがあります。しかし、ゴキブリの羽は自分の体重を支える程しっかりしていないため鳥のようには飛べません。そのため、高い場所から低い場所に滑空するような形で降り立つという表現が適切であり飛距離もとても短いです。

追い詰められた時

人や天敵に見つかった場合など、追い詰められた時にも飛ぶことがあります。ゴキブリを駆除しようとした時に飛ぶことがあるのは、人を襲おうとしているのではなく自分の身を守るため、本能として働く防衛反応のためです。そのため、ゴキブリを駆除しようとする場合は飛ぶか注意しながら作業しなければなりません。

どのくらい飛べるのか?

ゴキブリが飛べる高さは地上から5mくらいと言われています。5mといえば家の2階クラスに相当します。ただ、自分の家がそれ以上高いからといっても注意が必要です。ゴキブリは別に飛ばなくても壁や、あらゆる隙間を利用して何階に住んでいようがお構いなしに侵入することができます。また、特徴としてゴキブリはまっすぐしか飛ぶことができず飛びながら方向転換したり、高さを変えることはできません。あくまで直線的に飛ぶため、ゴキブリが自分に向かって飛んできた場合、後ろに下がるのではなく、左右どちらかに避難するのがいいでしょう。

飛びやすい条件とは

ゴキブリには飛びやすい条件がありいつも飛んでいるというわけではありません。ゴキブリは高温多湿を好み、この条件が揃うと動きが活発となり飛びやすくなるのです。一般的に、気温が30℃前後、湿度が60%以上が理想の条件だと言われています。また、明るい場所よりも暗い場所を好むため、暗い場所でも飛びやすくなります。そのため、気温が上がる夏場、ジメジメしやすい梅雨時期の夜は、部屋の窓を開けっぱなしにしていると飛んでいるゴキブリがそこから侵入してくる可能性があるため注意しておきましょう。

飛んできたゴキブリには注意

飛んできたゴキブリが自分の体に止まるとどうなるのでしょうか?想像するだけで恐ろしいですが、さらに別の問題があります。それはゴキブリの体に付着している病原菌です。ゴキブリは普段、下水道や換気扇など衛生的によくない場所に住んでいるため、体の表面にたくさんの病原菌が付着しています。そんな病原菌が人の体内に入ると様々な症状が引き起こすことがあるため注意が必要です。では、具体的にはどのような病原菌がありどんな症状が出るのでしょうか。

大腸菌

大腸菌には無害なものと有害なものの2種類があります。もし有害な大腸菌だった場合、下痢や腹痛などを引き起こす可能性があります。

サルモネラ菌

発熱や腹痛、嘔吐、下痢などの症状が出ます。

赤痢菌

発熱や下痢が続き、悪化すると激しい腹痛となることがあります。

これらの症状を起こさないよう、ゴキブリに触れてしまったときはしっかりと手洗い・消毒をするように徹底して下さい。

飛ばせずに駆除する方法


ゴキブリが飛ぶ可能性が高いのは、高い場所から低い場所に移動するときです。そのため、ゴキブリが高い場所にいるときに駆除しようとすると飛ぶ危険性が高まります。まずはゴキブリが地面など低い場所に移動するのを待ってから駆除するようにすると飛ばずに駆除することができます。

最後に

今回は、飛ぶゴキブリについて説明しました。ゴキブリの種類により見た目で飛ぶのか飛ばないのかが分かったかと思います。クロゴキブリの特徴である黒くて大き目なゴキブリを見たら注意して下さい。また、高い場所から低い場所への移動時に飛ぶことが多いため、駆除する際は低い場所に移動させてから駆除すると飛ぶ危険性が減るのでそのことも覚えておくといいでしょう。

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