ゴキブリはビールが好きで塩が嫌いって知ってた?ゴキブリの好物と嫌いなものを紹介!
人間と一緒でゴキブリにも好きなものと嫌いなものがあります。知らず知らずにゴキブリの好物をキッチンやテーブルなどに置いてしまっているかもしれません。好き嫌いを知ることで家にゴキブリを寄せ付けない対策にもなります。今回はゴキブリの好物と嫌いなものをご紹介しますので是非覚えておきましょう。
目次
ゴキブリの好物
ゴキブリは普段何を食べているかご存じでしょうか?基本的にゴキブリは雑食性なので、石鹸やボディソープといったものから人間の髪の毛やフケなど、なんでも食べますが、中でもとくに好きなものがあります。
ゴキブリが好きなもの①:ビール、日本酒
タイトルでもお伝えしましたがゴキブリはビールが大好物です。ゴキブリは匂いの強い発酵したような匂いにつられてやってきます。缶ビールなどを飲みほしたあと缶をすすがずに放置してしまった時の匂いがまさしくその発酵臭です。日本酒もゴキブリは好物で甘い匂いと水分に引き寄せられます。ついついビールやお酒を飲み終えたコップなどをそのままテーブルの上に置いたままになったりしませんか?ゴキブリだけではなく小バエなども寄ってきてしまいます。面倒くさくてもゴキブリや虫を寄せつけないためには必ず飲み終えた缶やコップをすすいで洗ってゴミとしてまとめておきましょう。
ゴキブリが好きなもの②:チーズ
上記でゴキブリは発酵臭が大好きと伝えましたが発酵といえばチーズ。こちらも大好物でございます。チーズにもさまざまな種類がありますがそのなかでもゴキブリが好きなのは柔らかいタイプのものです。よくある6Pのナチュラルチーズやウオッシュタイプなどが該当しますね。というのもゴキブリは硬いものよりも柔らかいものが好きなんです。ゴキブリ駆除のブラックキャップやホウ酸団子なども柔らかく作られているのはその為なんですね。
ゴキブリが好きなもの③:玉ねぎ
こちらも大好きですねー玉ねぎ。安価で手に入るのでゴキブリ用の殺虫剤を開発している会社では玉ねぎを原料にエサを作っているほどです。玉ねぎそのままの状態でも好物なのですが、特に寄ってくるのはみじん切りした際にこぼれたものや、時間がたって臭いがでてきた皮の部分などを特に好んで食べる傾向にあります。料理を作る際は気を付けましょう。
ゴキブリが好きなもの④:油、砂糖
台所にいつも置いてある調味料の定番です。油を使った調味料も該当してきます。例えば中華料理の調味料のオイスターソースやコチュジャンなど。料理を自宅で作る方にとっては油は日常に使用するものですので使用後のふたからこぼれる液だれや、料理をしたあとのキッチン周りの油跳ねを放置せずに使用後はすぐに拭き取る癖をつけていきましょう。
ゴキブリが好きなもの⑤:はちみつ、シロップ
砂糖が好きなのでこちらも好物なのも納得ですね。砂糖と水分が合わさった一般的なジャムなども好物です。
ゴキブリが好きなもの⑥:ごはん、じゃがいも
炊飯後のごはんが好きなようです。また、じゃがいもは蒸された状態を好んで食べます。栄養価が高くでんぷん質が好きなゴキブリにとってごはんやイモ類はごちそうです。
ゴキブリの嫌いなもの
なんでも食べて、生命力の強いイメージのあるゴキブリですが、実は、嫌いなもの・苦手なものがあります。下記で紹介する、ゴキブリの嫌いなものは、ゴキブリ対策や駆除にも使えるものなので確認しておきましょう。
ゴキブリが嫌いなもの①:塩、醤油
調味料はゴキブリが好むとお伝えしましがなぜかゴキブリが受け付けない調味料があります。それが塩、醤油です。意外と思われるかもしれませんがゴキブリは塩を摂取してしまうと脱水症状のような状態になって死んでしまいます。なので玄関やキッチンの隅などに塩を撒いておくことでもゴキブリを寄せ付けない対策になります。
ゴキブリが嫌いなもの②:レモンなどの柑橘類
ゴキブリにレモンの皮をしぼった液をかけると効果てきめんで動けなくなってしまいます。それはレモンや柑橘類の果物に含まれているリモネンという成分によるためです。すっきりとしたあの香りがリモネンの成分です。レモン以外にリモネンを多く含んだ柑橘類としてはグレープフルーツ、ベルガモット、ネロリなどがあります。
ゴキブリが嫌いなもの④:ハーブ類
柑橘系と同じように苦手なのがハーブ類です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。ゴキブリに逃げられた場合はどうればいい?ゴキブリが隠れそうな場所や対処法とは
ゴキブリは生きた化石
ゴキブリの歴史は人類の歴史より深い
ゴキブリの歴史はとても古く3億年前から地球上に存在していると言われていました。ですが筑波大学が研究した結果によると実は1億5千年前からだったというデータを2019年に発表しています。(参照:筑波大学 URA研究戦略推進室・研究推進部 ゴキブリの起源は意外と新しかった!)
それでも1億5千年前です。我々人類が現代のように進化したのはネアンデルタール人になってからと言われていますのでおよそ20万年前です。ゴキブリが生きた化石と呼ばれているのも納得ですね。この1憶5年もの間絶滅せずに生存してこれたのは雑食であり、水分さえ補給していれば1カ月は生きられるというタフな生態だからでしょう。さらにゴキブリは腸が3種類もあり体内に複数の消化酵素をもっています。ですので人間には消化ができないセルロース(木や植物の繊維)までも消化することができます。シロアリはアリの仲間ではなくゴキブリの仲間なのはご存じでしょうか?それはこのセルロースを消化できることからも合点がいきますよね。
最後に
今回はゴキブリの好きなものと嫌いなものをご紹介しました。現代社会においてゴキブリという存在は我々人間とは切っても切れない関係にあるといってもいいでしょう。我々が快適に暮らすためにはおいしい食事やお酒などの嗜好品をたしなみ、お風呂に入り、生活していく上で必ずゴミを産み出します。どのタイミングにおいてもゴキブリが生活できてしまいます。ビールやチーズなどのゴキブリの好物を気にすることよりも我々の生活サイクルなどが変わらない限りはゴキブリとの共存は仕方のないことなのかもしれません。ですがゴキブリが嫌いなのは嫌いです。できるだけ共存をしないためにもゴミの徹底や清潔に生活する事に気を付けていきたいですね。
株式会社ミナトはゴキブリをはじめとした害虫駆除のプロです。すぐにゴキブリの駆除を行いたいけれど、自分では駆除をするのが難しい、どう掃除をしたらいいのか分からない、というときはぜひお気軽にご相談ください。株式会社ミナトでは、ゴキブリの駆除だけではなく、ゴキブリが侵入しない対策まで行います。