オミクロン株は風邪の症状とは違う?いま分かっている症状と特徴について

風邪をひいた女性のくしゃみ
除菌消毒

第6波として急速な感染拡大が懸念されているオミクロン株ですが、「軽症が多い?」「風邪と同じ?」そんな声も巷には広がっています。実際はどうなのでしょうか?そこで今回は現在発表されている公式な情報を基に、オミクロン株の症状や特徴、風邪・インフルエンザ・従来の新型コロナ(デルタ株)などと比較してみました。

目次

  1. オミクロン株は風邪とは違う
  2. 症状や特徴について
  3. オミクロン株の具体的な症状
  4. オミクロン株は自宅療養も可能に
  5. 自宅療養に備えておきたいもの
  6. 今後さらに感染拡大の恐れ
  7. 最後に

オミクロン株は風邪とは違う

WHO(世界保健機関)は『オミクロン株は風邪ではない』と過小評価を戒めています。WHO新型コロナ対策技術責任者のマリア・バンケルコフ氏は「オミクロン株はそれほど重症にならない事がわかってますが“軽症”という事ではありません。普通の風邪ではありません」と発表しています。特にワクチン未接種者からは他の変異株と同様に重傷者も死者も出ていると指摘しました。感染者の急増で医療体制もひっ迫し、新型コロナ以外の病気も含め防げるはずの死も防げなくなると訴えました。このようにWHOはオミクロン株を軽視しないようにというメッセージを公式に発表しています。

症状や特徴について

咳をしている様子
WHOの発表ではオミクロン株は風邪とは違うと発表していますが国際感染症研究所の脇田所長は「風邪に近い症状が多い」と2022年1月6日に発表しています。風邪とは違うが風邪に近い症状が出る。これが現在のオミクロン株に対する見識のようです。では風邪やインフルエンザ、新型コロナとの症状ついて比較してみましょう。

風邪

症状:微熱、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、喉の痛み、など。
特徴:ゆるやかに症状が現れる。

インフルエンザ

症状:高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、悪寒など全身に症状が急激に現れる。
特徴:38°C以上の急激な発熱。

新型コロナ(デルタ株)

症状:無症状、微熱、高熱とさまざま。発熱、せき、頭痛、喉の痛みなどが数日間づづく、におい、味がしないといった味覚・嗅覚障害にも症状として現れる。
特徴:ゆるやかだが急激に重症化、肺炎を合併することも。

オミクロン株

症状:風邪やインフルエンザと見分けがつかない。
特徴:重症化は少ない。

オミクロン株の具体的な症状

オミクロン株感染者はどんな症状が多くてどんな症状が少なかったのでしょうか?症状別に紹介してみましょう。

沖縄県の患者の調査結果

  • 発熱・72%(37.5°C以上)
  • せき・58%
  • 全身のけん怠感・50%
  • 喉の痛み・44%
  • 鼻水、鼻づまり・36%
  • 関節痛・24%
  • 無症状・4%
  • 嗅覚、味覚障害・2%

この結果をみると、これまでの新型コロナの症状として多かった嗅覚、味覚障害が少ないという意外な結果が出ました。いくら変異株といっても味や匂いがしないというわかりやすい特徴がほぼないというのが、風邪に近い症状と言われるところなのでしょうか。

オミクロン株は自宅療養も可能に

厚労省はオミクロン株の感染者にはこれまでは全員入院という対応をしていましたが、これからは症状に応じてですが宿泊施設や自宅での療養を可能としました。自治体や医療機関の判断によりますが、症状が軽い人で医療機関のひっ迫が起きないようにする為でもありますね。

自宅療養に備えておきたいもの

薬・マスク・体温計
新型コロナウイルスは、いつ、どこで、誰が感染してもおかしくありません。 感染拡大しているオミクロン株だけに限ったわけではなく、風邪でもインフルエンザでもいざという時の為に、食料品や物品などは常に備えておきましょう。備えあれば憂いなしです。

3〜5日分の食料品

スポーツ飲料などの水分や果物など、お粥などの柔らかい食べ物。風邪の時と同じ物で大丈夫です。

医薬品・解熱剤

ワクチン接種の副反応の為に購入した方もいらっしゃるでしょうが残量は十分に残っているでしょうか?少なくとも3〜5日分ほどは手元にあったほうがよいでしょう。

体温計

こちらも電池や動作確認は大丈夫でしょうか?不具合があってもすぐには購入できなかったりしますので、予備の電池や動作などを予め確認しておきましょう。

今後さらに感染拡大の恐れ

厚労省アドバイザリーボードからの発表によると「オミクロン株への置き換わりが進み、今後さらに感染急拡大するおそれがある」と発表しました。更に厚労省の会議ではオミクロン株が占める割合も発表されています。12/27〜1/2迄の全国2000人の感染者に行なった変異株の検査で、オミクロン株の疑いがあるとの結果が出た人は46%と半数近くにのぼりました。またオミクロン株はデルタ株に比べて感染後の再感染のリスクが高く、感染拡大の速度も非常に速いことが確認されています。

最後に

今回はオミクロン株についてでした。まだまだわからない事が多いので専門家や医療機関の発表でも曖昧な答えもあります。なので現時点での公式な情報だけを参考にしました。新型コロナに関してはネット上に都市伝説のような真偽がはっきりしない情報が溢れています。そのような情報に惑わされず、厚労省や専門の研究機関からの情報を聞くようにすれば、正しい知識をもって感染予防をする事ができます。1日も早くマスクを外してみんなで笑いあえる日々が来るように、気を抜かずに感染予防をしていきましょう。我々株式会社ミナトでは個人宅や飲食店、会社などで除菌消毒作業を行っております。どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

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