【そのネズミの種類は何?見分け方とその危険性とは?】

白いネズミ
ネズミ

「ん?何の音だ?」 東京郊外の一軒家に住むHさん(46歳)は、台所から聞こえるカリカリという物音を耳にしました 台所に行ってみると、食べかけのお菓子に小さな歯型がついていました。 「これ、もしかしてネズミ?!」 不安を感じたHさんは「ネズミ フン 種類」とスマートフォンで検索し、自宅にいるネズミの種類を特定しようとしました。 慣れ親しんだ我が家が、一体どんなネズミに侵入されたのか、Hさんの不安は募るばかりです。 「もしかして、すごく凶暴なネズミだったらどうしよう…」 あなたもそんな不安を抱えていませんか? 実は、ネズミの種類によって、その特徴や危険性は大きく異なります。 ネズミの種類を正しく知ることは、適切な対策を講じるための第一歩です。 この記事では、あなたの家に潜んでいるかもしれないネズミの種類を見分ける方法と、それぞれの危険性について詳しくお話しします。

目次

  1. ネズミの種類と特徴
  2. ネズミの見分け方
  3. ネズミを放っておくとどうなる?
  4. まとめ

ネズミの種類と特徴

様々なポーズのネズミ
日本の住宅でよく見かけるネズミは、主に「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。彼らはそれぞれ異なる特徴を持っています。

クマネズミ

  • 特徴: 体長15〜20cmほどで、細身。しっぽは体長よりも長く、バランスを保つのに役立っています。
  • 行動: 警戒心が非常に強く、新しい罠や毒餌をなかなか食べません。身軽で綱渡りも得意なため、天井裏や壁の中、屋根裏など高所を好んで移動します。
  • 生息場所: 都市部の住宅やビルの高層階。

ドブネズミ

  • 特徴: 体長20〜25cmほどで、ずんぐりむっくり。しっぽは体よりも短いのが特徴です。
  • 行動: 攻撃的で獰猛な性格。泳ぎも得意で、汚れた場所を好みます。
  • 生息場所: 下水道や台所、地下など、水回りの低い場所。

ハツカネズミ

  • 特徴: 体長5〜10cmと最も小さく、体重もわずか10〜20gほど。耳が大きく、愛らしい見た目をしています。
  • 行動: 繁殖力が非常に高く、わずか3週間で成熟し、年間6〜10回も出産します。
  • 生息場所: 家のあらゆる場所、特に物置や倉庫、農村部に多く生息します。

家に出るネズミの種類と特徴!家を守るために必要な対策

ネズミの見分け方

口を広げて驚くネズミ

ネズミの種類を特定するには、実際に姿を見るだけでなく、残された痕跡をチェックすることが重要です。

フンの形と大きさ

ネズミの種類を見分ける最も確実な方法です。

  • クマネズミ: フンは細長く、7〜13mmほど。色は茶色で、バラバラに落ちていることが多いです。
  • ドブネズミ: フンは太く、10〜20mmほど。色は黒っぽく、まとまって落ちていることが多いです。
  • ハツカネズミ: フンは米粒ほどの大きさで、2〜7mm。細かく、あちこちに散らばっています。

通り道と油汚れ(ラットサイン)

ネズミは、いつも同じ道を通る習性があります。そのため、壁際や柱、家具の裏などに、体についた油や汚れをこすりつけて黒い跡を残します。

  • クマネズミ: 天井の梁や配管の上など、高い場所にラットサインが残っていたらクマネズミの可能性が高いです。
  • ドブネズミ: 床下や壁の隙間、台所の隅など、低い場所にラットサインが残ります。
  • ハツカネズミ: 狭い隙間を好むため、家具の隙間や壁の裏側、物置など、他のネズミが入りにくい場所でラットサインが見つかることがあります。

かじり跡

ネズミは、歯が伸び続けるため、常に硬いものをかじって歯を研いでいます。

  • クマネズミ: 比較的硬いものをかじることが多く、電気コードやプラスチック製品、建材にかじり跡を残します。
  • ドブネズミ: 歯が強いため、木材やコンクリートなど、硬いものをかじる傾向があります。
  • ハツカネズミ: 歯が小さいため、ダンボールや紙くずなどをかじります。

ネズミがいるか確かめる方法!見るべきポイントや見分け方について

ネズミを放っておくとどうなる?

菌のイラスト
「何の種類のネズミかわかったけど、放っておいても大丈夫かな…?」

そう思ったあなたは、大きな間違いを犯しているかもしれません。どんな種類のネズミでも、放置すると次のような恐ろしい被害を招きます。

健康被害

ネズミは、サルモネラ菌やE型肝炎ウイルスなどの病原菌を運んできます。彼らの糞尿や体毛、そして体についたノミやダニを通じて、人間やペットに感染症が広がるリスクがあります。

経済的被害

食料品や家具、衣類、そして建材など、家のあらゆるものがかじられてしまいます。被害が広がれば、修理費用や買い替え費用で大きな経済的負担となるでしょう。

火災リスク

ネズミが電気コードをかじることで、漏電やショートが発生し、最悪の場合、家が火災に見舞われる可能性があります。これは、ネズミ被害で最も恐ろしいリスクです。

まとめ

二人のスタッフが防護服を着て消毒する様子
今回は、日本の住宅に生息する3種類のネズミ、「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の特徴と見分け方についてご紹介しました。

ネズミの種類によって、行動パターンや駆除方法が異なります。まずは、糞やラットサインなどの痕跡から、どの種類のネズミが潜んでいるのかを特定することが重要です。

しかし、どんな種類のネズミであっても、放置すると火災や健康被害などの深刻なリスクを招くので注意が必要です。

㈱ミナトでは、害獣駆除の専門家として、ネズミの種類を正確に特定し、それぞれの特徴に合わせた最適な駆除プランをご提案します。

「もしかしてネズミかも…」と不安を感じたら、被害が拡大する前に、どうぞお気軽にご相談ください。私たち専門家が、あなたの安心できる暮らしを取り戻します。

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