シロアリ駆除の費用や相場!料金の違いや安くするためのポイントとは?

家とシロアリのイラスト
シロアリ

いまや一戸建てのお家の5軒に1軒はシロアリ被害にあっていると言われています。シロアリ被害は放っておくと最悪住宅の倒壊までおこしかねません。ですが心配なのはシロアリ駆除費用がいくら掛かるかですよね?そこで今回は一戸建てのシロアリ駆除の費用の相場や施工方法による費用の違い、できるだけ安くするためのポイントをご紹介します。

目次

  1. シロアリ駆除費用の相場はどれぐらい?
  2. シロアリ駆除の施工方法は主に2つ
  3. 施工方法による費用の違い
  4. シロアリ駆除費用を安くするためのポイント
  5. 最後に

シロアリ駆除費用の相場はどれぐらい?

電卓と家の模型
シロアリ駆除の平均的な相場は工法や施工に含まれる内容によって変わってきますが、平均的な相場としては1坪辺り5,000円〜10,000円、1㎡あたり1,500円前後がシロアリ駆除の相場になります。
一般財団法人経済調査会の統計では坪当たり10,725円(1㎡あたり3,250円)としています。

また、シロアリ駆除はシロアリの種類によっても異なります。
ヤマトシロアリ<イエシロアリ<アメリカカンザイシロアリの順に費用がかさむ傾向があります。これにはヤマトシロアリ<イエシロアリ<アメリカカンザイシロアリの順で被害が大きくなることが影響しています。

30坪のシロアリ駆除の費用相場

日本の一戸建ての坪数は平均で34坪です。一般的な2階建ての4LDKといったかんじでしょうか。30坪と考えて駆除費用は150,000円〜300,000円となります。

40坪のシロアリ駆除の費用相場

少し大きめの一戸建てだと40坪くらいのお家になるでしょうか。駐車場に車を2台停められたり、1階から吹き抜けになっていたりする規模感です。40坪の駆除費用は200,000円〜400,000円程度になります。

シロアリ駆除の施工方法は主に2つ

一戸建てのシロアリ駆除には主に「バリア工法」と「ベイト工法」の2通りの施工方法があります。

バリヤ工法は一戸建ての住居に被害が出ている木材や土壌などに直接薬剤を仕込む方法です。昔から行われているポピュラーなシロアリ駆除防除の方法です。家の基礎部分に薬剤を散布するので、使用する薬剤の安全性はもちろんのこと、複雑な構造の床下に入り込んだり劣悪な環境で作業を行わなければいけませんので、駆除業者の経験値や専門性が必要にになります。費用についてはこの後、各施工ごとに紹介します。

そしてもう一つの工法が「ベイト工法」になります。ベイト工法は簡単に言えば、家の周辺に毒餌を仕込む工法です。シロアリが好む毒入りのベイト剤(エサ状の薬剤)を住宅の基礎部に仕込み、シロアリの巣に毒を持ち帰らせることで、巣ごと壊滅させる方法になります。こちらの工法はバリア工法とは違い薬剤を散布するわけではないため、小さな子供やペットを飼っているご家庭でも安心。環境に悪影響がないなど高い安全性も確認されています。

施工方法による費用の違い

並べたられたコインをルーペで拡大

ベイト工法の方が費用が高い

ベイト工法では家の外周に沿って筒状の装置(ベイト剤)を埋め込む工法です。装置の設置なので、床下に潜り込んだり、木材を剥がしたり、大規模な工事や修繕費が発生することはほとんどないのですが、特殊な薬剤であるベイト剤を使用するため、バリア工法よりも1.5倍~2倍ほど費用がかかってしまいます。ですが最近ではベイト剤にも様々な種類が出てきています。費用の面でもバリア工法と変わらない場合もありますので駆除業者や工務店などに相談してみましょう。

定期的なメンテナンスが必要

埋め込んだベイトの補充や、シロアリが食べに来ているかの確認をするために少なくても1年に1回はメンテナンスをする必要があります。駆除業者によってはこの年一のメンテナンス費用を別途請求してくる場合もありますので、工事前にしっかりと確認をしておきましょう。

バリヤ工法の方が費用は安い

一般的にシロアリ駆除はベイト工法に比べてバリヤ工法の方が費用面では安くなります。ですが、被害の範囲や建築構造によって一概には言えません。また駆除業者や工務店によって値段は様々です。先程も説明した通り、シロアリ駆除の相場としては1坪辺り5,000円~10,000円ですが業者によっては坪単価や平米単価で表示の違いもありますし、使用する薬剤や保証なども業者によってそれぞれなので、費用だけじゃなく施工に含まれる内容も前もって確認し十分に検討をすることが望ましいです。

バリヤ工法は5年保証

ベイト工法と同じくメンテナンスは必要になりますが、バリア工法で使われる薬剤の有効期間は5年が基本となっております。ですので1度バリア工法で施工すると5年は安心して暮らすことができます。シロアリ駆除業者は5年以内に被害が再発した場合、無料で再施工をしてくれる事がほとんどです。長期間の保証が付属していることは安心材料です。

シロアリ駆除費用を安くするためのポイント

いくつかの業者の見積りを取ろう

シロアリ駆除業者に依頼するときはいくつかの業者に見積りを取ってみましょう。現在では無料で現地調査や見積りを提出してくれる専門業者が多数あります。一社に修繕工事が必要なると言われた場合でも、本当にその工事が必要なのか他の業者にも確認しましょう。シロアリ駆除は使用する薬剤によっても費用が変わるため、わからない事は担当者に相談し、十分納得した上で依頼しましょう。
他社から相見積りを取ることは、特別に安くなるというわけではありませんが、相場よりも高く、必要のない工事を避けられるということに繋がります。また、数社から相見積りを取ることでシロアリ駆除には必須である保証やアフターサポート内容の違いも比較することができます。
シロアリ予防のタイミングはいつ?定期的な予防の必要性とは。

ハウスメーカーに相談してみよう

シロアリ被害が発覚したら、一度ハウスメーカーや工務店にシロアリ駆除が保証内でできないか確認してみましょう。保証期間内であれば無料で対応してくれるかもしません。
新築の場合は建築基準法で「必要に応じて防蟻措置を講じなければならない」となっているため、シロアリが生息している地域ではシロアリ予防が義務付けされています。ですので、5年〜10年の保証が付いている事がほとんどです。

国の制度を活用しよう

シロアリ駆除に対する補助金は基本的にありませんが、シロアリ駆除にかかった費用は確定申告で「雑損控除」の対象になります。
「雑損控除」とは、地震や火事、自然災害、害虫による被害など、人の行為が要因となる災害または、盗難、横領などによる損害を受けた場合に適用される制度です。ただしシロアリ駆除で雑損控除の対象になるのはいくつかの条件を満たす必要があり、詳しくは「シロアリ駆除費用は確定申告で雑損控除の対象に!補助金や保険金は?」で説明しています。

これらの制度を上手に活用することで、シロアリ駆除の費用を抑えることができます。

最後に

今回はシロアリ駆除にかかる費用の相場や施工方法による料金の違いについてお伝えしました。シロアリ被害はどの住居にでも起こりえます。費用がかかるからと言ってそのまま放っておくと莫大な修繕費用がかかったり、住居自体の安全性も危うくなってしまいます。大切な家を守るためにも定期的にシロアリ予防対策をすることをおすすめします。

(株)ミナトのシロアリ駆除では、人体に影響のない安全な薬剤を使用しシロアリ駆除を行います。小さなお子さまやペットがいるご家庭でも安心で安全な施工が可能です。 シロアリは早期発見、早期対策が重要です。シロアリ駆除・対策予防は是非(株)ミナトにご相談ください。
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