日本のシロアリと何が違う?増えてきた外来種・アメリカカンザイシロアリの被害について

アメリカカンザイシロアリが群がっている
シロアリ

近年、シロアリ被害の中でも外来種によるものが急増していることを知っていますか?今や恐ろしいのは日本のシロアリだけではないんです。そんな外来種の中には、なんと海や空を渡ってくるものも!ここでは外来種の中でも特に被害報告の多いアメリカカンザイシロアリについて解説しています。発見方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

  1. アメリカカンザイの生態や特徴
  2. 日本のシロアリとの違い
  3. 被害が増加している理由
  4. アメリカカンザイシロアリが家にいるサイン
  5. 最後に

アメリカカンザイの生態や特徴

アメリカカンザイシロアリは、アメリカのカリフォルニア州を中心に猛威を奮ってきました。
今では世界的に分布しており、ハワイやヨーロッパなどの諸国では、木材の家を建てるためにはアメリカカンザイシロアリの予防をしなければいけない決まりもあるほど認知度の高い害虫です。

カンザイ(乾材)の名前通り、家の柱や家具・天井の梁など乾燥した木材を主な生息地としています。そのためピアノなどの楽器やタンスなどの木材家具にも巣を作り、大切な家具や楽器も食い荒らすのです。

日本のシロアリとの違い

シロアリの群れ
同じシロアリでも、日本と外来種のものではいくつか違いがあります。

今までの日本でのシロアリのイメージは、ジメッとしていて太陽の光が当たりにくい場所に地面をはって生息し家の柱を食い荒らすというものでした。しかし、アメリカカンザイシロアリはそのイメージとは大きく異なります。日本のシロアリとは違い気温や温度は関係なく生き延びるだけではなく、なんと海を渡ったり空を飛んできたりするのです。

群れの数の違い

また、群れの数にも大きな違いがあります。例えば、日本のヤマトシロアリは数万匹、イエシロアリだとなんと百万匹の群れを作ります。それに比べて日本で発生するアメリカカンザイシロアリは数百匹と、小規模の群れを作ります。日本のシロアリと比べて繁殖力は弱い傾向にありますが、圧倒的な生命力によって近年被害が拡大しているのです。

日本のシロアリについては、こちらのブログで詳しく解説しております。
シロアリはどんな害虫?発生原因と駆除対策について

被害が増加している理由

木材に薬剤散布
そんな恐ろしいアメリカカンザイシロアリですが、主な侵入経路としては海外から輸入された家具や楽器等によって日本に渡ってくることが挙げられます。また、そのようなシロアリに侵された家具を廃棄してしまうことで、さらに被害が拡大しています。
また、認知度の低さも原因の一つです。そもそも外来種の存在を知らなかったりすることで発見が遅れ、被害が手遅れなところまで進んでしまうのです。

シロアリ放置は危険!手遅れになる前にすべき対策

アメリカカンザイの駆除は困難

そして、外来種のアメリカカンザイシロアリの被害が拡大している大きな原因として、日本では駆逐が困難なことが一番に挙げられます。原産国であるアメリカでは、日本では一般的な薬物による駆除処理よりも毒ガスによる燻蒸処理が主流です。これは建物をビニールシートなどですっぽりと覆い、毒ガスを注入しシロアリなどの害虫を駆逐する方法です。
しかし、日本ではこのような燻蒸処理は文化財等の一部を除いて行われることは滅多にありません。家が密集していたり費用が莫大にかかってしまうことから現実的には難しいからです。

アメリカカンザイシロアリが家にいるサイン

家とシロアリを拡大する虫眼鏡
外来種であるアメリカカンザイシロアリは、被害が深刻になってからの駆逐は日本のシロアリと比べて時間・費用等が膨大になる可能性が非常に高いです。そのため、何よりも早期発見が重要になります。まずは基本的なシロアリ対策として床下の湿気や蟻道のチェック、侵入経路に薬剤を散布していただくことが必要です。

シロアリがいるかどうか定期的に目を光らせることで、早期発見に繋がります。
アメリカカンザイシロアリの被害を発見するためにも、以下のことにも注意して見てください。

  • 輸入家具から粉が出ている
  • 直径約1ミリ、黄色から褐色で粉状の乾いた糞が落ちている
  • 6~10月頃に柱や窓枠から羽アリがヒラヒラと飛び出してきた

例えば、糞をただのゴミやホコリだと勘違いしてしまって、ついいつもの習慣で掃き掃除をしてしまい知らない間に被害が拡大しているケースも報告されています。ですので、糞に限らずこのような異常が現れた際には、すぐに専門の業者にご連絡することを推奨しております。

最後に

今回は、日本ではあまり知られていなかったアメリカカンザイの存在について解説しました。近年日本でもアメリカカンザイの被害は増加しており、日本シロアリだけでなく外来種の対策も必要となっています。シロアリの中でも駆除が困難なアメリカカンザイですが、ミナトでは、日本のシロアリはもちろん、アメリカカンザイシロアリ等の外来種にも対応しております。無料でご相談・お見積りも承っておりますので「外来種かどうか分からない」「思っているシロアリと違う」など、少しでも怪しいと思った際には我々プロにぜひご相談ください。

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