ゴキブリがもたらす被害と対策について

ゴキブリのイラスト
ゴキブリ

ゴキブリは、多くの人にとって嫌悪感を抱かせる害虫です。しかし、その嫌悪感だけでなく、ゴキブリがもたらす被害や危険性についても知っておくべきです。この記事では、ゴキブリがもたらす被害とその対策について詳しく解説しますので、是非最後までお読みください。

目次

  1. ゴキブリがもたらす被害
  2. ゴキブリが媒介するおそれのある病原菌
  3. ゴキブリ被害を未然に防ぐには
  4. ゴキブリでお悩みの方は害虫駆除業者へ
  5. 最後に

ゴキブリがもたらす被害

人が考えている様子
皆さんはゴキブリが発生することで、私たちの生活にどのような影響が起こるのでしょうかご存知でしょうか?ゴキブリは人間に向かって直接危害を加える生物ではないため、見た目の嫌悪感以外に特に害がないように思われるかもしれませんが、様々な被害をもたらす可能性があります。

ゴキブリ被害は大きく分けて「精神的、衛生・健康的、経済的」被害の3つに分類されます。その被害の特徴から、私たちの生活に影響するケースを見ていきましょう。

精神的被害

ゴキブリは、多くの人にとって嫌悪感を抱かせる生き物です。そのため、家の中でゴキブリを見かけると、不快感や恐怖感を引き起こすことがあります。これらの感情はストレスや不安を引き起こし、精神的被害をもたらす可能性があります。また、家の中でゴキブリを発見した場合は、発見したゴキブリ以外にも複数居るのではないかと、精神的なストレスとなる可能性があります。実際にゴキブリが家の中で発見した場合は、すでに複数のゴキブリが繁殖していることが多く、駆除に時間や労力がかかるため、これらを考えただけでも精神的な不安やストレスの原因となります。

ゴキブリに逃げられた場合はどうすればいい?ゴキブリが隠れそうな場所や対処法とは

衛生的・健康的被害

ゴキブリは、不衛生な環境から侵入することが多く、体表に病原菌が付着することがあります。そのため、家の中に病原菌やウイルスを運ぶことがあります。
また、病原菌を付着した状態のゴキブリが動き回ることで、私たちが口にする食べ物や食器に菌が移り、知らず知らずのうちに体内へと入ってしまうことがあります。例えば、食中毒の原因であるサルモネラ菌や大腸菌などが挙げられます。さらには、感染病以外にも、ゴキブリの死骸や糞が風化して、細かくなったものがアレルゲンとなり、人間の体内に取り込まれることで、喘息やアレルギー症状を引き起こすことがあります。

ゴキブリってどこから侵入する?侵入経路と経路別対策法について

経済的被害

ゴキブリは、経済的にも影響があります。ゴキブリは雑食性であるため、生ごみ、食べかす、油汚れのみならず、髪の毛、紙など何でもエサにします。そのため、ゴキブリがエサと認識したモノは全て被害を受けてしまい、大切にしていたものが使用できなくなる可能性があります。また、暖かい場所、そして暗くて狭い場所を好むため、電化製品の裏に身を隠していることが多く、このような場所でゴキブリが発生すると電化製品のコードが齧られ、故障の原因となることがあります。さらに恐ろしいのは飲食店で発生した場合で、店内でゴキブリを見たと一気に噂が広まると、たちまち店の評価がガタ落ちし、信用を回復できない際には、お店をたたむことにもつながりかねません。

ゴキブリが媒介するおそれのある病原菌

菌が浮遊している様子
上記で健康に関する被害について説明しましたが、その中で触れた、ゴキブリが媒介する病原菌について、感染した時の症状など具体的に見ていきましょう。

サルモネラ菌

サルモネラ菌は主にヒトや動物の消化管に生息する腸内細菌の一種で、サルモネラ菌に感染した場合のほとんどは中毒症状となります。一般的にサルモネラ菌による食中毒は、肉や卵などを食べることにより発症するのですが、ゴキブリを媒介した場合でも発症することがあると言われています。症状としては、下痢や嘔吐に加え、発熱を発症し、重度の場合、死亡してしまうこともあります。

赤痢菌

赤痢菌は大腸菌の一種で、大腸菌症を引き起こす感染症をもたらす細菌です。ゴキブリから媒介される赤痢菌は、消化管内に侵入すると腸管を炎症させ、悪性腫瘍を引き起こす可能性があります。症状としては、主に腹痛、下痢、嘔吐、発熱を発症します。腹痛は、主に痙攣性のもので、重度の場合、ひどい痛みになることがあります。

O-157

O157は大腸菌の中でもベロ毒素という強い毒素をもつ細菌で、非加熱の食品を摂取することによって感染するイメージがありますが、ゴキブリから媒介し発症するケースもあります。症状としては、腹痛や嘔吐、発熱、さらには、血便等を発症することがあります。

ゴキブリ被害を未然に防ぐには

こまめに掃除

ゴキブリも生き物であるためエサや水分を求め、私たちの生活スペースに侵入します。そこで注意するのは何も生ごみや食べかすだけではありません。普段の生活の中で何気なく出てしまうものでもゴキブリにとってはエサとなり、人の髪の毛やホコリですらもその対象となります。ゴキブリを家に侵入させないためには定期的に部屋を掃除し、なるべくゴキブリのエサとなるようなものは放置せずこまめに掃除することが大切です。また、ゴキブリは暗くて狭い場所、そして湿った場所を好むため、ゴキブリが隠れやすい場所を作らない家具配置することや、日頃から換気をすると、よりゴキブリの出現率を下げることができるでしょう。

キッチン回りを清潔に

ゴキブリがとって一番住みやすい環境が整っている場所はキッチンとなります。キッチンは絶えず生ゴミ、水分、油汚れなどが発生します。そのため、生ごみはすぐ捨てるようにし、食事が終わった後の食器もすぐに洗う習慣を身につけましょう。人によっては、翌日に片付けをする人もいるかと思いますが、これはゴキブリを呼び寄せる原因となります。

隙間をなくす

隙間をなくすというのはゴキブリの侵入口となる場所を塞ぐという意味です。ゴキブリは僅か数ミリという隙間があればいくらでも侵入することができます。外出時などドアや窓を閉めたつもりであってもほんの少し開いているだけで侵入してしまうのです。市販されている隙間テープを利用し、ゴキブリの侵入を防ぎましょう。

ゴキブリでお悩みの方は害虫駆除業者へ

現在、ゴキブリ駆除に関しては様々なグッズが市販されております。もちろん自分で駆除しても問題ないのですが、害虫に関しての駆除の知識がない場合、その場しのぎの対策となってしまい完全に駆除するレベルには至りません。ゴキブリを完全に駆除するには侵入経路を塞いだり、ゴキブリが再発生しないよう継続的に対策することが重要です。そのため、費用はかかりますが、知識やスキルを持ったプロの害虫駆除業者に任せるのが確実であるため、ゴキブリでお悩みの方は、依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

今回はゴキブリ被害と対策について説明しました。ひとことにゴキブリが出たといってもそのゴキブリから媒介する感染病にも気を付けなければいけません。これらを未然に防ぐためには部屋を掃除すること、キッチンを清潔にすること、さらには隙間をなくすことを徹底し、ゴキブリが住みづらい環境と侵入できない部屋を作って対策しましょう。

株式会社ミナトはゴキブリをはじめとした害虫駆除のプロです。すぐにゴキブリの駆除を行いたいけれど、自分では駆除をするのが難しい、どうしたらいいのか分からない、というときはぜひお気軽にご相談ください。株式会社ミナトでは、ゴキブリの駆除だけではなく、ゴキブリが侵入しない対策まで行わせていただきます。

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